猫のトイレのしつけ方~子猫のトイレトレーニング編~

猫のトイレのしつけ方~子猫のトイレトレーニング編~
登場猫紹介

猫はその昔、乾燥している砂漠の砂の上で用を足し、上から排泄物を砂で隠すという習性を持っていました。そのため、一度トイレの場所を覚えさせてしまえば、猫は本能的に同じ場所で用を足し、排泄物はきちんと砂で埋めるようになります。
したがって、猫のトイレトレーニングにおいては、トイレの場所の教え方が最重要のポイントとなるでしょう。
今回は、子猫が短時間でトイレを覚えられるように、トイレトレーニングの効果的な方法をご紹介します。

【トイレトレーニングのポイント1】トイレの置き場所

猫のトイレは、猫が落ち着いて用を足せる場所に設置します。一般的には、人があまり通らない場所や部屋の隅などを選ぶと良いでしょう。一度トイレの場所を決めた後は、できるだけ変えないことが望ましいです。
部屋をまたいで移動させる場合は、両方の部屋にトイレを設置するなど、猫が徐々に新しい位置に慣れるよう工夫してください。



【トイレトレーニングのポイント2】トイレの砂

市販されている猫のトイレ用の砂には様々な種類が存在し、砂の粒の大きさや重さなどに違いがあります。
猫がトイレで用を足してくれない原因として、トイレの砂が気に入らないことも考えられます。猫の好みの砂を見つけることも、トイレトレーニングを成功させるための大切なポイントです。


砂の種類も「鉱物」「シリカゲル」「木」「紙」「おから」などあるわよね。
それぞれ、捨て方や固まり方などに特徴があるから、私たち猫だけじゃなく、
生活スタイルも考慮して選ぶのもポイント。
ゴローとムーちゃんが好きなのは「おから」であります!
クリのおうちは「木」を使ってるよ。


【トイレトレーニングのポイント3】トイレの場所を教えるタイミング

子猫は生後3週間程度を過ぎた頃から、自ら用を足すことができるようになります。できる限り、その時期からトイレトレーニングを始めましょう。
子猫が遊びを中断し、床のにおいを嗅ぎながら場所を探すような「トイレに行くサイン」をみせたら、すぐにトイレに連れて行きます。また、猫は起きてすぐの時間や食後にもトイレに行くことが多いため、最初のうちはよく観察し、トイレに行くタイミングを見逃さないようにしてください。



なかなか落ち着いて用を足してくれないような場合でも焦らずに続け、
上手に排泄できた際には、思いきり褒めてあげましょうね。

【トイレトレーニングのポイント4】失敗しても叱らない

トイレを覚えてそこで用を足す習慣がつくまで、カーペットの上などトイレ以外の場所で用を足してしまうことがあります。そのような場合に、猫を大声で叱ったり叩いたりしても効果はありません。トイレトレーニングは、怒らず、根気強く行ってください。
一度排泄物のニオイがついた場所では、猫が繰り返して用を足してしまう場合があります。カーペットや床などでおしっこなどをしてしまった際には、特に念入りにニオイを消すことが大切です。住居用の洗剤などを利用して徹底的に消臭しましょう。



ゴローはいまだに部屋の真ん中でウンチをすることがあるであります。我ながらどういう心境なのかはわからないであります!
ゴローちゃん、あの時はちょっとトイレが汚かったのよ。
トイレをこまめに掃除することはとても大切だものね。

【トイレトレーニングのポイント5】場所や砂を変えてみる

一週間ほどトレーニングを続けてもトイレを覚えない猫に対しては、トイレの位置や砂を変えてみましょう。お気に入りの環境が見つかれば、正しい場所で排泄するようになります。ただし、どうしても改善が見られない場合は病気の可能性もあるため、一度獣医の診察を受けることをおすすめします。
また、猫はきれい好きな動物であるため、トイレをこまめに掃除することも重要です。トイレが汚いと別の場所で用を足すようになってしまいます。
子猫の場合はトイレを覚えるまで、トイレを設置したケージの中で過ごす方法も効果的です。ケージから出して本格的なトイレトレーニングを始める際は、排泄したニオイのついた砂を新しく設置したトイレに混ぜてあげると良いでしょう。



ほうほう。僕自身の謎が解けた瞬間であります。
ムーちゃん、すごいでありますね!

おわりに

猫のトイレトレーニングについてご紹介しました。
私たちは猫のデリケートで清潔好きな性格を充分に理解した上で、気持ちよく用を足すことのできるトイレを準備してあげることが大切です。今回の記事をご参考に、効率の良いトイレトレーニングを行っていただけるとうれしいです。

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