猫がご飯を食べない時に知っておきたい好き嫌いの治し方・予防法

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登場猫紹介

猫は基本的に気まぐれな生き物ですが、食事を食べなかったり好き嫌いが激しかったりすると私たちとしては心配なってしまうものです。このような気まぐれな猫を健康に育てるための食生活とはどんなものがあるのでしょうか。
そこで今回は、子猫の頃からの食生活の習慣付けや、成猫になってからの好き嫌いの治し方など、猫の食生活について気を付けるポイントをご紹介します。

猫の偏食は私たちが作る?

一般的に、猫は好き嫌いが激しく偏食になりがちな動物だと言われています。確かにそのような面はありますが、偏食になってしまう理由は子猫の時期の食生活にも一因があります。
猫は放っておくと、自分の好きなものを好きな時間に好きな量だけたべるという生活に慣れてしまいます。そのため早い時期から規則正しい食生活を身につけさせることが大切です。子猫の時期は特に自分の好きな食べ物ばかりを欲しがるため、私たちが意識的に気をつけてあげなくてはなりません。そのためには、猫のご機嫌を取りすぎないことが大切です。
まだ食事のサイクルが決まっていない時期や、フードを変えた時などは、「これ、好きなやつじゃない」という態度で、猫が食べないそぶりを見せることも多いでしょう。その際に焦っていつものフードを出したり、さらに贅沢なものを出したりご機嫌を取って食べさせようとすると、猫は「そのうちお気に入りのものを出してくれるはず」と期待するようになってしまいます。私たちもこのような場合は我慢して、15分ほどしても食べないようならいったん下げ、1時間後に再び与えてみてください。猫のいずれ根負けして、食べるようになります。猫の偏食は私たちが作っている部分もあるという点を意識し、栄養を考えたバランスのよい食事を与え甘やかさずに食べてもらう工夫を試みましょう。
同様に、食事の量も猫任せにすると好きな時間に好きなだけ食べたり残したりしてしまいます。食後しばらく経ったら食べ残しは片付けるなどして、食べる時間と量を調節してあげることも大切です。


ははーん、これはムーちゃんのことを研究した内容でありますね。
ムーちゃんは好き嫌いが多いから、ボクも困っているのでありますよ。
フムフム勉強になるであります。
ムーだけじゃないわよ。最近、クリちゃんも好き嫌いが出てきたって話だもん。
猫だったら、誰でも好き嫌いが激しくなる可能性を秘めているのよ。
そうなんだー。クリも最近好き嫌いが出てきて、少し大人になった気分だよー。

好き嫌いが癖になってしまった成猫には

すでに好き嫌いの癖がついてしまった成猫の場合も基本は同じです。偏食を正すために、規則的な時間や量、栄養バランスを考えてフードを与えましょう。
子猫に比べると成猫の偏食を直すには時間がかかりますが、「少しずつ量を減らす」、「決まった時間に食べないのであれば下げてしまう」など、根気強く続けることが大切です。もともと好きなフードと栄養を考えたフードを混ぜて与え、最初は好きなものを多めにし、徐々に好きなフードの比率を減らしていく方法もおすすめです。
成猫の場合頑固で時間がかかることが多いため、たまにはご褒美に好きなフードを与えるなど、上手にご機嫌も取りながら食生活を変えていきましょう。


ムーちゃんのせいで、ボクのご飯も減らされるのだから、困っているでありますよ。
でもその分、たまにゴローちゃんもおいしいご飯を食べられているんだから
いいじゃない。
うむ。

衛生面やフードの鮮度・香りにも気を付けて

猫があまり食事を積極的に食べない場合は、好き嫌いの他にも理由が考えられます。私たちはそのような状態の原因にいち早く気付き、改善してあげなくてはなりません。まず、衛生面が大切です。フードの器は食事のたびに洗い、清潔に保ちましょう。洗わずにいると雑菌などが発生して健康にも良くありません。また、前の食べ残しがあると食欲を失くし食べなくなる場合もあります。
続いて、フードの香りや鮮度などです。猫は香りや湿気に非常に敏感です。例えば暑い時期のドライフードは、湿気で鮮度が落ちていることがあります。このような時は、ドライフードを新しいものに取り換えてあげてください。
逆に、冷蔵庫から出したてのウェットフードは冷えて香りがしない場合があります。人肌程度にあたためてから出してあげましょう。そうすることで、香りが立ち食欲を刺激します。

他にも原因としておやつの食べ過ぎや、運動不足なども考えられられるのよ。
また、人間と同じで暑さなどで食欲が減退することもあるから、
そのようなケースも考え、普段からしっかりと猫の様子を観察してあげることが
大切
よ。


それでも食べない場合は

食生活の習慣付けや衛生面などを注意してもなかなか食べてくれない場合は、好みの銘柄のフードを見つけてあげると良いでしょう。ドライ・ウェットを含め何種類かを試し、気に入って食べるものがあればそちらで食事に慣れさせてから、徐々に他のものも食べさせるようにバランスを取りましょう。


中には、体調を崩すまで食べないというとても頑固な猫もいるから、
様子を見ながら、チャレンジしてね。

また、急に食欲が減退した場合は病気などの可能性もあります。体がだるそうではないか、嘔吐などをしていないかはもちろん、歯や歯茎もチェックして口臭が変わっていないか、腫れや膿がないかなどを確認し、気になる箇所がある場合は早めに病院で診察してもらいましょう。

おわりに

可愛い猫にはついつい好きなものを食べさせてあげたくなります。しかし私たちは食生活の面では猫の健康も考えなければなりません。愛情を持って根気よく接していれば、徐々に好き嫌いなく食べてくれるようになる猫も多いはず。
そのためには猫の好みや生活リズム、体調などを普段からしっかり観察して理解してあげることが大切です。

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