「種類が多すぎて、どれがいいかわからない」「猫のためを考えると、何を基準に選べばいいの?」といった心配があるようです。
そこで、今までウェットフードを与えていなかった飼い主さんにもわかりやすく、ウェットフードのおすすめポイントや猫のフロアで人気の商品などを解説します。
食欲が落ちがちな夏には、特におすすめのフードです。
このことが猫の嗜好性に適しているうえに、水分摂取が苦手な猫にとっては食事から水分を補給できる理想的なフードなのです。
また、猫はより新鮮な食べ物を好む性質なので、少ない内容量の製品が多いというのも利点です。
・高タンパク質・高脂肪・低炭水化物
・味の種類が豊富
・未開封での長期保存が可能
・内容量が少なく、一食分の鮮度が保てる
・嗜好性が良い
・たくさん食べてもカロリー控えめ
などなど、魅力がたくさん。
- 食感があるので、食べごたえ、満足感がある。
- 素材そのままの香り、味わいが残っている。
- ドライフードと混ぜにくかったり、総合栄養食ではない場合が多い。
- 割と安価で種類が豊富。
- 与え方
- 普段のドライフードにトッピングがおすすめ。トッピングすることでタンパク質や、水分の補給ができます。
また、おやつとして与えても◎
- 嗜好性が高く、いろいろなお肉お魚など数種類の原材料ミックスが多い。
- 柔らかく、お湯にも溶かしやすいので、子猫からシニア猫にも適している。
- 総合栄養食にはこのタイプが多い。
- 与え方
- ドライフードなど、他のフードとも混ぜやすく絡みやすいため、あまり食べないドライフードに混ぜたり、食欲が落ちた時に混ぜて食べさせるのに適しています。
お湯と混ぜてペースト状にすることで子猫の離乳食やシニア猫の食事として使えます。
また、歯が弱っていたり、自力で食べられない場合にも強制的に給餌することができます。
お薬を包んで食べさせるのにも◎
レトルトパウチのものが多い。
- ウェットフードの中では、水分が一番多いタイプで、水分補給には最適。
- 嗜好性もとてもよく、種類も豊富。
- レトルトパウチタイプが多いので、コンパクトで食べた後のごみ処理も簡単。
- 総合栄養食ではないタイプもある。
- 与え方
- そのまま、いつものフードにトッピングするのはもちろん、お水の代わりにスープでドライフードをふやかしたり、水分補給やおやつの代わりに与えられます。
軽く温めると、さらに嗜好性も高くなるので、食欲がない場合には特におすすめ。
1回分の量でレトルトパウチされているものは、出かける際に持っていくと便利。
ここでは、選ぶ基準をいくつかご紹介します。
猫の状態や、与え方のスタイルで合ったものを見つけてくださいね。
新鮮な水と一緒に与えるだけで、猫に必要な栄養素を補うことができます。
(※1)AFFCOとは
全米飼料検査官協会(Association of American Feed Control Official)の略称。
ペットフード業界とは独立した公的な検査機関で、ペットフードの栄養基準、ラベル表示などに関するガイドラインを設定しています。
日本の「ペットフード公正取引協議会」の規約でも、AAFCOの栄養基準を採用しています。
(※2)FEDIAFとは
欧州ペットフード工業会連合(European Pet Food Industry Federation)の略称。
ヨーロッパのペットフードの安全性・嗜好性の高い製品の法的枠組みや製造基準、栄養基準を定めている機関。
英語では、
complete feedやcomplete pet food for cats(完全な猫用フード)
complementary pet food for cats(補完的な猫用フード)
と表示されているので、見てみるとおもしろいですよ。
総合栄養食ではないので、ずっとそれだけを与えていて猫の身体づくりに必要な栄養素は補えませんが、種類が豊富なので、嗜好性や水分摂取量を高めるには優れています。
ドライフードにトッピングすることで、猫本来の食性に近い、より高タンパク質な食事に仕上げることもできます。
アレルギーのある場合は、対象の原材料をはずす必要があるので、原材料別で選ぶことをおすすめします。
猫のフロアでは、総合栄養食に関しては主原料別で分けてあります。
好みの味で選ぶ
チキン | 七面鳥・鴨・その他鳥 | ラム・ビーフ | 鹿・猪・豚・バイソン・馬 | 魚
また、太り気味でダイエットが必要だったり、アレルギーがある猫にはアレルギー対応フードを選びましょう。
目的で選ぶ
療法食から選ぶ | オーガニックから選ぶ
逆に、少食な猫やトッピングとして与える場合は、なるべく内容量の少ない商品を。一度開けると鮮度が落ちていき、食べない猫もいるので、1回もしくは1日で食べきる容量が理想的です。
スープでフワフワ柔らかごはん
- おすすめポイント
- 風味たっぷりのかつおスープを、ドライフードにかけます。15分~20分ぐらい時間をおき、ドライフードがふやけたらよく混ぜ合わせましょう。
スープを吸ってフワフワで柔らかくなったドライフードは歯が弱っている猫や、シニア猫にもおすすめ。
- 材料
- 1.かつおのスープ60g(猫用)
- 2.いつものドライフード
たっぷり水分補給のお茶漬け風
- おすすめポイント
- いつものドライフードに、鶏の白スープをかけるだけ。混ぜなくてもOKです。
食欲がないときや、水分を多めに摂らせたいときにおすすめ。
- 材料
- 1.鶏の白スープ80g(猫用)
- 2.いつものドライフード
ぜひ、ウェットフード選びにお役立てください。