猫のストレスが病気になる前に発散させよう!猫のストレス解消法【症状別】

猫のストレスが病気になる前に発散させよう!猫のストレス解消法【症状別】
登場猫紹介

猫は不安や恐怖を感じやすく、また物事に対する好き嫌いも非常にはっきりしている動物です。そのため、自分の好みにそぐわない環境に身を置くと、途端に大きなストレスを感じてしまいます。
過度な不安は健康状態にも悪影響を及ぼしかねないため、一緒に暮らす方が早めにストレスの症状に気づき、適切な対応をとってあげることが大切です。
そこで今回は、ストレスを感じている猫に見られる症状と、効果的なストレス解消法についてご紹介します。

猫のストレス症状

以下では、猫がストレスを感じた際に見せる行動と、私たちがとるべき対応策を項目ごとにご紹介します。

【猫のストレス症状1】爪とぎが増えた

猫は爪の手入れや前足のストレッチを兼ね、日常的に爪とぎを行います。
この爪とぎ自体は正常な行動です。ただし、急に爪を研ぐ回数が増えたり、普段とは違う場所で爪とぎを始めたりという様子が見られた場合には注意が必要です。行動範囲が制限されて自由に動き回れないことや、気持ちよく爪とぎできる場所がないことなどを原因としてストレスを感じている可能性があります。
対処法としては、屋内にキャットタワーや棚を設置して、猫がのびのびと運動できるように環境を整えてあげることをおすすめします。また、いつもで気持ちよく爪とぎができる場所を用意してあげることも、ストレス対策として有効です。

市販の爪とぎを利用している場合、猫の好みにあった素材の
製品を用意し、こまめに新しいものに取り換えてくださいね。



【猫のストレス症状2】食事の量が減った

好みに合わない食事は空腹でも避けてしまうほど、猫は食へのこだわりが強い動物です。
そのため、食事内容や食事をする環境にストレスを感じた結果、フードを食べなくなることもあります。
ストレスからくる食欲不振を解消するためには、いつものフードに猫用ふりかけを加えてみるなど、食事内容に少しずつレパートリーを加えてみると良いでしょう。
また、安心して食事ができる場所を用意してあげることも重要です。特に多くの猫が同居している場合には、それぞれに異なる食事の場所を設けてあげることで、ストレスを軽減できる可能性があります。

ムーちゃんは食べ物の好みがうるさいから、いつもふりかけをかけてもらってるでありますよね。ボクもおこぼれをもらってるから、ボクは食事に対してのストレスはフリーなのであります。


【猫のストレス症状3】セルフグル―ミングが減った

清潔好きな猫は、セルフグルーミング(毛づくろい)を日常的に行います。
このセルフグルーミングの回数が急に減少した際にも、猫が環境の変化などを理由にストレスを感じている可能性があるため、適切な対象が必要です。
毛づくろいをしていないことに気が付いた場合には、スキンシップの時間を増やし、猫に安心感を与えるよう努めてあげてください。一緒に遊ぶことはもちろん、定期的に猫をマッサージしてあげることもおすすめです。また、猫にとっては「万病の薬」であるといわれるマタタビにも、リラックス効果が期待できます。猫がイライラいしている時や元気がないときに与えてみましょう。



【猫のストレス症状4】人前に出てこない、隠れる

強い恐怖や不安を感じた結果、猫がどこかに隠れたまま出てこなくなることもあります。猫は、人の多い場所や雑音が多い場所が大の苦手です。いざという時に逃げ込むことのできる「猫専用スペース」を屋内に用意してあげることにより、猫のストレスを軽減できるでしょう。

ボクは猫にはとっても珍しいフレンドリーなタイプで、リードをつけて
お散歩だってしちゃうくらい、
人の多い場所も平気なんだー。

おわりに

猫がストレスを感じている際に見せる各種の症状や、私たちが取るべき対応策についてご紹介しました。
人間と同様、もしくはそれ以上に、猫はストレスをためやすい動物です。そのため、私たちの手によって、猫が心置きなくリラックスできる環境を意識的に整えてあげなければなりません。
日頃から猫をよく観察してストレス症状の有無をチェックし、異常に気づいた際には、すぐに原因を取り除くよう努めましょう。

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