こんにちは、
スタッフのマエダです。

先日、
我が家でミラクルな出来事が
起こりました。

それは
誰もが寝静まる深夜のこと。

・・・いや、
寝静まっていなかった男がひとり。

そう、ゴローです。

時計の針の音だけが
聞こえてくるような静寂の中、
オェオェオェと吐き戻しをするときの
重低音に私は目を覚ましました。

うっすら目を開けて
音のする方を確認すると、
寝室の入り口付近で
オエーと吐き戻しをするゴローの姿が。

“あらあらゴロー、オエオエしたのね。
　大丈夫？こっちにおいで～。”

と声をかけつつ、
・・・掃除は後でしよう。と
ギュッと目を閉じ寝ようとしたら・・・。

ナナが寝室の隣のリビングで
「ナー！ナー！」と鳴いて
何かを訴え始めました。

さっき私がゴローに話しかけたから
目を覚ましたナナは寂しがってるのかな。

“ナナー、こっちだよ～。
　一緒に寝よ～、寂しくないよ～。”

と話しかけるのですが、
リビングで「ナー！ナー！」と
鳴き続けるナナ。

“仕方ない・・・。
　・・・寝るとするか！”

ちょっと冷たいようですが、
なにせ深夜ですからね。

私も次の日は
仕事で朝が早いのでね！

ナナ、ごめんよ！
再びギュッと目を閉じ
眠るつもりでいたら・・・。

ナナの鳴き声が止み、
その後、リビングのラグを
ガッガッガッ、と掻く音が。

“イヤァ～～～～！！”

そうです、そうです、
この音はラグの上におしっこをした後、
ナナが前足でラグをガッガッガッと
掻く音です。

最近、ナナは
ラグの上でおしっこすることなく
ペットシーツの敷いてあるトイレで
ちゃんと、おしっこしていたんです。

それなのに、
どうして今日はラグの上で
おしっこしちゃったの？

急いでリビングに向かい
ナナのトイレのペットシーツを見ると
ペットシーツにもしっとりとおしっこが。

そういうことかい、合点がいった。

さっきのナナの「ナーナー」は
寂しから鳴いていたわけではなく、

「トイレが汚れてるー。
　おばちゃん、きれいにしてよ～。

　あたち、おしっこ漏れちゃう～！

　・・・あ、
　そういえばココもあたちのトイレだったわ！
　チーしちゃおっ！
　（ラグの上）

　ふう、危機一髪！
　漏れなくてよかったぁ～♪」

ということだったみたいです。

いや、漏らしてますけどね、
ナナさん。

ラグを丁寧に拭いて
消臭スプレーをシュッシュッと吹きかけ、
ペットシーツも交換して。

さぁ、今度こそ寝るぞ！
と、ベッドに戻ろうとした私の足の裏に
べちょっと生あたたかい感触が。

そうです、
さっきのゴローのオエオエです。

あ゛～（涙）。
今度はオエオエ踏んじゃった・・・。
ここにあるって知ってたのに・・・。

深夜にナナのおしっこを拭いて、
そのあとゴローの吐き戻しを踏んだため
しょんぼりうな垂れながら
シャワーで足を洗い流すマエダ。

ゴローが吐き戻しした時に起きて
ちゃんと拭いていればよかったな～。

ナナが鳴いているときに
ナナの様子を見にリビングに行けば
よかったな～。

しかしながら、
後悔は先に立たぬもの。

それにしても
こんな深夜に悲劇が重なるなんて、
これってミラクル。

悲劇的なミラクルに
少しクスッと笑いながら、
しかし、深夜にこんなことがあっても
変わることのない猫のかわいさって
もっとミラクル。

猫と暮らすと
どんな出来事も面白くなっちゃうなんて。

猫って本当にミラクルで偉大ですね。