こんにちは、
スタッフのマエダです。

ゴローとすっかり
いい感じだったマエダですが、
先日、ゴローのことを
きつく叱ってしまいました。

どうして、
きつく叱ってしまったのかというと
ゴローがやる気を発動させ、
キッチンの台の上に上り

「ニャオォ～ン！ニャオォ～ン！」

としつこく鳴いていたから。

たったそれくらいで？
と、皆さまお思いでしょう。

だけど、
ゴローのこの行動、

「ニャオォ～ン！ニャオォ～ン！
（冷蔵庫の上にのぼるでありますよ～！
　本当にのぼっちゃうでありますよ～！）」

といっているのです。

それは、とても危険な行為。

だって、
冷蔵庫の上にはお皿をのせていますし、
ゴローが自分で降りようとした場合にも
我が家の狭いキッチンには障害物が多いので
とっても心配。

だから、
ゴローが冷蔵庫にのぼるでありますよ～！
という度、ゴローのそばに駆け寄って

“ダメだよ～、ゴロー降りなさい。”

と注意。

すると、

「ニャン♪
（驚いたでありますか？
　のぼらないでありますよ♪）」

と、台から降りてくれるのですが
この日は

「それでも、のぼっちゃうでありますよ～。
　ボクちん、本気でありますよ～！
　マエダはどうするでありますかぁ～？」

と、かなりしつこく、
私としては危険な冷蔵庫の上には
絶対にのぼってほしくなかったため、
厳しく叱った、という次第。

ゴローの首根っこをつかんで
キッチンの台からおろし、
大きな声で

“ダメでしょ！！！”

と、怒ると
ゴローは床に寝転がったままで

「ニャオン～！！！ニャオォォォ～！！！」

と、何やら文句を言っています。

それでも、
私も折れることなく

“絶対ダメ！！！”

と、きつく叱ると、
ゴローはしょんぼりしながら
寝室に下がってしまいました。

“わかってくれたかな？”

だけどその後、
ゴローの動きを伺っていると、
何やらゴローの様子がおかしい。

ゴローが椅子に座っていたので
私も隅っこにちょこんと座ると
いつもなら

「狭くなったであります！」

と、すぐに降りて別の場所に移動するのに
この日は私のそばから離れず。

だけど、元気があるわけではなく
マエダゴローくん！と呼んでも
お返事なし。

目の前に私の拳を出しても
スリスリもせず、噛みついてもこず。

オモチャを振り回しても、反応なし。

そうです、
ゴローがすごく落ち込んでいたのです。

どうして怒られただけで
こんなに落ち込むのかというと、
ゴローは、今まで生きてきた中で
一度もきつく怒られたことがないから。
（齢10歳、人間でいうところの50代半ば。）

そんなゴローが、
この日、生まれて初めて怒られたのです。
（しかも、怒髪天を衝く勢いで。）

今まで、
・買ったばかりのソファーで爪とぎ。
・私が流血するほど噛みつく。
・ノートパソコンの液晶を噛む。
・私の眼鏡を真っ二つに割る。
・夜中に駆け抜け、寝ている私の体を
　プールの壁に見立て後ろ足で蹴り上げ
　クイックターンを決め、さらに駆け抜ける。
　これを数回こなす。

などの
数々の暴挙を行っても
これまで一度も怒られたことのなかった男、
それがゴロー。

生まれて初めて怒られた
この日、ゴローはしょげたまま。

翌朝も、
マエダゴローくん！
と呼んでも、お返事はなし。

私の出勤時に
玄関までお見送りに来てはくれるものの、
いつもの元気はなし。

翌日になっても
まだ引きずって、
自信を失っている様子のゴロー。

“ゴローのこと、
　これまで怒ったことなかったのに、
　急にあんな風に怒って悪かったな・・・。
　ゴローと仲直りできるかな・・・。”

と、私も仕事中、気が気ではなく、
他のスタッフに相談したところ

「大丈夫ですよ、
　猫の記憶は3日って言いますしね。」

とのこと。

“3日も元気のないゴローか。
　・・・長いな～。”

この日は
ゴローに自信を取り戻してもらう時間を作るべく、
ダッシュで帰宅！

したところ、
玄関のドアを開けた瞬間、
元気にお迎えに来てくれたのはゴロー。

“あれ？ゴロー、自信を取り戻したの？”

その日、
オモチャを振り回すと

「ボクちんは
　ボクちんなのでありまぁ～す！！」

とばかりに
いつもの調子で
元気にオモチャにジャンプッ！

猫の記憶は3日。

だけど、
ゴローの記憶は
1日と数時間程度だったようです。

なにはともあれ、
いつものゴローに戻ってくれて
本当によかったです。

急に怒っちゃってごめんね。

これからは
怒り方、もう少し気を付けるから
もっと仲良くしようね。

ゴローって本当にかわいいのです。