2016.05.25

スタッフ猫がデンタルケアにチャレンジ

スタッフ猫がデンタルケアにチャレンジ

目次

突然ですが・・・、猫の口臭、気になりませんか?
あくびをしている時に近づくと、猫の息がにおう・・・。毛繕いをした後に頬ずりすると、湿った被毛から少し嫌な臭い・・・。
それって、猫の歯周病のサインかも。奥歯も尖っていて咬合面が少ない、甘いものを食べない、口内に虫歯菌がいない、などの理由から、猫は虫歯になりにくいとされています。
しかし、その他の口腔内トラブル(歯周病、口内炎、など)に悩む猫はとても多く、中でも「歯周病」は3歳を超えた成猫の80%以上がかかっていると言われているのです。
歯周病予防の基本は原因となる歯垢を溜めないこと。1日1回の歯磨きで、歯周病予防の効果が期待できます。
でも、どんな風に歯磨きをすればいいのかわからない。
そんなみなさまへ。tamaではスタッフ猫がスタッフと一緒に歯磨きにチャレンジしました。

猫の息、におったら危険信号です…。

猫の口腔内トラブルの中で、最も多いとされるのが「歯周病」。
歯周病とは、歯茎に炎症が起こる「歯肉炎」と、炎症が進行し歯肉や歯を支えている組織が破壊される「歯周炎」の総称です。
歯周病は、歯垢の中などに潜む細菌が原因とされ、この細菌や、細菌が出す毒素などによって歯肉が炎症を起こしてしまいます。
歯垢を放っておくと石灰化して歯石となり、さらに歯垢がつきやすくなり、その結果細菌が増殖し、歯肉だけでなく歯周組織にまで炎症が広がり、歯周病が悪化していきます。
歯周病がひどい場合は、動物病院で全身麻酔をし、歯や、歯と歯肉の間の「歯周ポケット」と呼ばれる隙間にたまった歯石や歯垢、炎症を起こした組織などを取り除くなどの処置が必要になる場合も。
また、口腔内で繁殖した細菌は、血液を通じて全身に周り、感染症を引き起こすことも。
特に、心臓、肝臓、腎臓などの重要な臓器には血液が周っているため、病気が発生しやすいと言われています。

■ こんな症状があったら、歯周病かも。

・口臭がきつい
・歯と接する歯茎の部分が赤くなっている
・奥部分の歯(前臼歯、後臼歯)に茶褐色の歯石がついている
・歯茎が腫れている
・歯茎から出血している
・食欲がない、食べるときに痛がっているようだ
・ヨダレが多くなった

歯周病予防の第一歩は、歯垢をためないこと

歯周病予防の基本は、その原因である歯垢を溜めないこと。
一日一回、少なくとも週に2~3回の歯磨きをすることで、歯周病予防の効果が期待できます。
歯磨きには一般的には歯ブラシを使います。
「でも、猫って歯磨き嫌がるでしょ?」「何を使って磨けばいいの?」といった方たちにもわかりやすいよう、スタッフ猫が歯磨きにチャレンジしました。ぜひ、ご参考にしてください。

 

 

歯磨きにチャレンジしたスタッフ猫は「ゴロー(当時:5歳)」。抱っこも苦手なので、スタッフに首をつかまれてのチャレンジです。「ボクちん、がんばるであります!」

歯石チェック

それでは、歯磨き前にゴローの歯石をチェック。さすが、定期的に歯磨きをしているだけあって歯石は少ないようです。
ゴローの口腔内は見た目とは反し、紳士的なようです。
※歯垢は奥歯に溜まりやすく、歯垢が歯石になってしまうと歯磨きで除去することは難しいので、歯石になる前のケアが大切です。

360°歯ブラシ「シグワン」でチャレンジ

始めにチャレンジした歯磨きアイテムは「360°歯ブラシ シグワン」360°ブラシがあるので、角度を気にせず磨ける歯ブラシです。
⇒ シグワンの商品ページはこちら

早速、奥歯に当ててゴシゴシ。360°全ての面にブラシがついているので、シグワンに慣れていないスタッフでも、ゴローの奥歯に当てて磨くことができました。

反対側の奥歯もゴシゴシ。途中、歯ブラシにゴローの好きなペースト状の酵母をつけてガシガシ噛んでもららおうと試みるも、あえなく失敗(写真右下)
シグワンでの歯磨き簡単度:★★★★

エコロロ オーガニックコットン デリケートフィンガーでチャレンジ

次のチャレンジした歯磨きアイテムはゴローもよく使っている「エコロロ オーガニックコットン デリケートフィンガー」。指にはめてダイレクトに奥歯に触れることができるので、歯磨きに慣れていない方にもおすすめ。
⇒ エコロロの商品ページはこちら

奥歯に当ててゴシゴシ。普段から、エコロロタオルは使用しているので、スタッフも慣れた様子。ゴローの表情にも余裕が感じられます。

よく、がんばりました。ゴローくん。
エコロロでの歯磨き簡単度:★★★★★

ポイント

*1 歯磨きに慣れていない猫の場合、初めは歯ブラシやコットンに猫の好きなペースト状のおやつなどを染み込ませ、歯ブラシに慣れさせてください。

猫用歯磨きパウダーにもチャレンジ

歯磨きの際におすすめなのが、猫用歯磨きパウダー「アミノコンプレックス クロロバイトパウダーサプリメント」。
原材料に含まれる《ハイドロキシアパタイト》が歯石予防に、《クロロフィル》が口臭予防に役立ちます。 食事にふりかけたり、湿らせたガーゼなどに染み込ませて奥歯を磨くなどしてご使用ください。

 

 

猫用の歯磨きサプリメント「クロロバイトパウダーサプリメント」を使って歯磨きをするべく、テーブルの上にセッティング。 左から、クロロバイトパウダーサプリメント、お水、360°歯ブラシシグワン。

すると、珍しく興味津々で近寄ってきたのは警戒心が強く、好き嫌いの激しいスタッフ猫、ムーちゃん。

なんと、ムーちゃん!「クロロバイトパウダーサプリメント」をそのまま、ダイレクトにペロペロ、と!
「クロロバイトパウダーサプリメント」に使われているミルクプロテインの香りがムーちゃんの食欲を刺激するのでしょうか?
とにかく、夢中でペロペロしています。
その時の様子を動画でご確認ください!
途中から別のスタッフ猫ゴローも「何を食べているでありますか?」と興味津々。
※ムーちゃんの目の周りはただ今、治療中です(ご安心くださいね。)

 

 

 

 

そして、そのまま見事に完食・・・!
日頃、「クロロバイトパウダーサプリメント」をフードに混ぜる時は、給与量より少なめにして、混ぜたことがばれない様に・・・と、グルメなムーちゃんに気を遣っていたのですが、そんな気遣いは必要なかったのでしょうか。
※嗜好性は個体差によります。

猫用パウダー歯磨き

猫用パウダー歯磨き

アミノコンプレックス クロロバイトパウダーサプリメント/3,866円

パウダー状の猫用歯磨きサプリメント。
ミルクの風味がするので普段の食事にふりかけても、そのまま食べる子も。
また、湿らせたガーゼなどに染み込ませて奥歯を磨くなどしてご使用ください。
毎日の歯磨きが猫の歯周病予防に役立ちます。

対象商品を見る

こちらもおすすめ★いつものフードやお水に数滴プラスするだけ

こちらもおすすめ★いつものフードやお水に数滴プラスするだけ

イオニックシルバースポイトタイプ (猫用) 59ml/4,320円

イオニックシルバーは高い殺菌力を持つ純粋な銀を、体内で安全に働ける極微粒子にしたサプリメント。
銀の殺菌作用が、口腔内のケアや口臭予防に役立ちます。
無味無臭なので、いつものフードやお水に数滴プラスしても、猫たちに気づかれません。

対象商品を見る