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2018.03.20

スタッフブログ★2018.03.20「王子の爪とぎマット」

スタッフブログ★2018.03.20「王子の爪とぎマット」

こんにちは、
新人スタッフのミライです。

最近はようやく、
暖かくなる日が増えてきましたね。
布団の中に引きこもりたい毎日だった
冬がようやく終わり、
少しだけアクティブになれそうな気が
しています。

「今年こそは運動不足を解消したい！」
「肩こりを少しでも緩和させたい！」
そう思った私は、その第一歩として
家の奥深くに眠るヨガマットを
引っ張り出すことにしました。

普段は開けられることがない
納戸への扉を開けた瞬間、
事件は起きました。

ズダダダダダダ！！
派手な足音を
お供に、さっきまですやすや
窓辺で日向ぼっこをしていたはずの
王子が突撃を仕掛けてきたのです。

何がきっかけで開かずの扉が
開け放たれたことを知ったのか、
皆目見当は付かないのですが
私の足の間をするりとすり抜けて
ホコリだらけの納戸の中へ。

「おお！ここは知らない部屋だぞ！
……どれどれ、ここもパトロールを
しておかねばなるまいな！」

謎の使命感に駆られたのか、
ゴキゲンのあまり、大きく立てた尻尾を
ゆらゆらと揺らしながら鼻息荒く王子は
部屋の奥へ奥へと進んで行きます。

「迷子になんないでよー」という私の
声が届いているのかいないのか、
古いクーラーボックスの角に
顔を擦りつけて匂い付けをする王子。

ゴロゴロふごふごという
楽しそうな声だけが響きます。

と、王子に気を取られていた私は
本来の目的を思い出しました。

そうそう、ヨガマットを
取りに来たんでした。

しかし探せど探せど見当たらず
(というか王子の立てる物音が気になる)
諦めかけたその時、
バリッ、ブツッ……バリッ…。
という不思議な音が響き始めたのです。

音の発信源は疑う余地もないため、
そちらの方へ進んでいくと、
……ありました。

丸めて円柱状に立てかけてあった
樹脂製のヨガマット。
そしてそれに威風堂々と爪を立てる王子…。

バリッ(引っかく音)
ブツッ(マットに爪を突き立てる音)
バリッ(思いっきり引っかく音)

後ろ足で立ち上がて爪とぎをしていた
王子の両脇を掴んで抱き上げようとすると
「この爪とぎは俺のだー！！」と
言わんばかりに
抱きついて放そうとしないので、
そのまま王子の爪とぎマットとして
使うことにしました。
(穴が開いてしまいましたし…)

私の運動不足より、
王子のストレスが解消されるなら
それでもいいかなぁ……。

あ、怠けているんじゃありませんよ。
猫のためだから、仕方ないんです。