• 読み物/ブログ
  • スタッフブログ

2018.12.11

スタッフブログ★2018.12.11「強制投与の新技」

スタッフブログ★2018.12.11「強制投与の新技」

こんにちは、
スタッフのマエダです。

耳に汚れが溜まりやすい猫種のため
(特にナナは耳が汚れやすいらしい)
たまに投薬が必要になる
我が家の末っ子ナナ。


ナナに投薬する方法は、

1.)
抱っこして“お口アーンだよ。”
と、優しい言葉を掛ける。

2.)
ナナの口に指をひっかけ
無理矢理、開口させる。

3.)
開口したら
喉の奥まで薬をンッと入れる。

という、
いわゆる、強制投与でございます。

喉の奥に薬を入れたら、
喉をナデナデしてゴックンを促します。

この方法で
ナナは毎日、薬を
ゴックンしていました。

いいえ、
ゴックンしていると思っていました。

しかし、
このところ部屋の中から

薬がひと~つ、
薬がふた~つ・・・。

と、掃除をするたびに
落ちている薬が見つかるでは
ありませんか。

・・・ナナ、
ゴックンしてないの?

どうやらナナさん、
喉の奥に入らずに
頬っぺたあたりに引っ掛った薬は
時を見て、口の横から静かに
ペッと出している模様。

先日は、ナナの首回りの長毛に
薬がプラーンとぶら下がっていました。


ムーの場合は
強制投与をした時、

「ゴックンしたよ!ゴックンしたって!」

と、訴えてくるので
抱きかかえている腕の力を緩めると
後ろ足で私の胸元をドロップキックし、
ペッペッペーッと吐きながら
「ゴックンするわけないじゃん、
 マエダのバーカ!なめんなよ!」と
去っていくので、投与が成功したか
わかりやすいのです。

しかしナナは、
静かにペッと出しているようで
すっかり、見逃していました。

ゴックンしたと見せかけて
静かに口から「ペッ」と出す技を
会得しているナナ。

私もすっかり騙されておりました。

無理矢理、口をこじ開け
その隙に、猫の小さな喉の真ん中に
薬を落とすって難しいです。

しかしですね、
私も最近、新技を会得したのです。

その名も
「心と心で。for・・・、ナナ」。


以前は
“ナナ、お口アーン。”と言う時、
ナナの目をジッと見つめ
ついつい私も力んでいました。

しかし、
緊張状態で目を見つめられると
猫はもっと緊張するもの。

ナナも力んで
さらに口をグッと閉じるわけです。


そこで、
“ナナ、お口アーン。”
というときに、目を閉じ、
菩薩の様に微笑みながら開口を促すと、
ナナの力んでいた口元が
一瞬ゆるくなるのです。


“今だ!”

その隙に目を見開き
指でナナの口を開口し、
エイッと投薬すれば
喉の奥にまで入る確率がUP。

指で口をこじ開けることには
変わりないのですが、
目を合わせないことで
これまでよりスムーズに開口でき、
喉の奥に薬が入る確率がUPするので
投薬率もUP!

『錠剤の投薬がうまくいかない。』
と、お悩みの方は、
この方法を、ぜひ一度お試しください。

私も菩薩の微笑みを磨くから、
ナナも、頑張ってゴックンしてね。