• 読み物/ブログ
  • スタッフブログ

2019.04.26

スタッフブログ★2019.04.26「向う見ずな王子」

スタッフブログ★2019.04.26「向う見ずな王子」

こんにちは、
スタッフのミライです。

我が家のオラオラニャンキーが
またもや、やらかしてくれました。

高いところが好きなくせに
ビビリのため、なかなか降りられない王子。

なんども高いところに登っては、
降りられなくなって大声で

「ほぁああああああん!!(おろせえええ)」と

自業自得にもかかわらず、
情けないことこの上ない声で
鳴きまくるので
その日は私と弟の二人で

「一回反省させよう」
「本当に危なくなるまで様子を見よう」

と決め、ひょいひょいと戸棚を登っていく
王子を見守ることにしました。

すると、戸棚の上から
カーテンレールの上へと
華麗にジャンプ。

腐っても鯛、太っても猫。
なかなかのバランス感覚です。

しかしカーテンレールには
王子一頭分の幅しかなく、
前進はできても、
後ろをチェックしながらのバックは難しく、
ましてや方向転換など不可能なようです。

ずんずんとカーテンレールを
進んだ王子は、やがて
部屋の隅に設置されたエアコンの上へ。

こうなるといよいよ行く先はありません。
将棋でいうところの、詰みです。

そろそろ泣き言を言い始めるかな?
……と思っていたのですが、
その日の王子は少し違いました。

じり、じり…と無理やりに
エアコンの上で方向転換を試み
猫特有の柔軟性に物を言わせて、
カーテンレールへ、ジャンプ!

……もちろん、狭いエアコンの上からでは
体勢が十分ではなかったようで
王子の前足が捉えたのは
レールではなく
母親がお気に入りのレースのカーテン。

5キロ弱の王子の体重が瞬間的に
かかったカーテンレールの留め具が
"パチンパチンパチーン!"次々に弾けます。

落下する王子の下には
前もってクッションを
設置しておいたので無事でした。

その証拠に、見るも無残に
ぐしゃぐしゃになったカーテンを
足蹴にしつつ「プルルルァ!」とひと鳴き、
「僕は関係ないのだ!」とばかりに
どこかへ退散。

呆然とする姉弟。

もちろん、このあと二人で
母親から小言を浴びせられつつ
爪が引っかかって穴が空いたカーテンを直す最中に
「もう登らせないようにしよう…」と
固く誓い合ったのでした。

王子に怪我がなくて
本当によかったです。

皆さま、向こう見ずな猫の
冒険心にはご注意を!