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2019.10.08

スタッフブログ★2019.10.08「欲しいものを手に入れる方法」

スタッフブログ★2019.10.08「欲しいものを手に入れる方法」

こんにちは、
スタッフのマエダです。

このところ
夜になると涼しい風が吹くので、
在宅時はキャットタワーの側の窓を
ほんの少し開けて網戸にし、
風を通しています。

網戸にして風を通すと
違う部屋にいても
わらわらとキャットタワーに集い
外を眺めながら、静かに風を感じ
過ごすゴロムーナナ。

先日も
窓を少し開けたところ、
真っ先に風の流れを感じ、
キャットタワーの最上段を
陣取ったのはゴロー。

ちょこんと座りながら
静かに外を見ています。

そして、
ゴローに続いて登場したのは、ナナ。

ナナもお気に入りの最上段は
ゴローが陣取っているので、
ナナはキャットタワーの一番下の段で
ゴローと同じようにちょこんと座り

「風を感じるわー。」と、
気持ちよさそう。

この2人、
少しずつ距離が近くなっているな~。

なんて、
ゴローとナナの後姿を眺めながら、
私もゆったりと過ごしていました。

しかし、
この後、ムーが現れたことで
事態は一転します。

遅れて現れたムーは
キャットタワーの2段目に登りました。

しかし、
最上段で風を感じたかったムーさんが
強行に。

なんと
ゴローのいる最上段にのぼり、
いきなり「シャー(どきな!)」
と、ゴローを恫喝し始めたではないですか。

しかし、鈍感なゴローさんは
ムーに「シャー!」といわれても
目を真ん丸にし

「ムーちゃん、どうしたでありますか?
 シャーでありますか?」

と、不思議そうにムーを見つめるだけ。

ゴローに
「どきな!」という意味を込めて
「シャー!」と言っても、
ゴローにとって「シャー!」は「シャー!」。

「どきな!」という意味は
伝わらないのです。

そんな鈍感なゴローに
しびれを切らしたムーさんが
ゴローに猫パンチを繰り出したのですが、
ゴローは後ろにのけぞり猫パンチをかわし、
やっぱり不思議そうに目を真ん丸にして

「ムーちゃん、どうしたのでありますか?」

と、ムーを見つめるだけ。

どうやら、ゴローにムーの意図は
全く伝わっていません。

「どきな!」と恫喝し、
あげく猫パンチまで繰り出したのに
自分の思い通りにならなかったムーさん。

「もういいわ!お兄ちゃんのバカ!」

と、
キャットタワーの最上段をあきらめて
去って行きました。

この騒ぎに気が付いたナナ。

「なんかドタバタしてた~。
 あっ!おじちゃんがいなくなったのかしら?」

ナナは最上段から
ゴローがいなくなったのだと勘違い。

意気揚々と
最上段にのぼったのですが、
もちろん、まだゴローはいます。

「え~、おじちゃんまだいる~。
 だけど仕方ないか~。
 おじちゃん気持ち悪いけど
 我慢して一緒にお外見よ~。」

さっきの喧騒とは一転。

ナナとゴローが並んで
最上段でくつろぎ始めたではないですか。

この2人、
最近、割と仲がいいんです。

しかし、
心優しいゴローさん。

しばらくすると、

「ボクちんは満喫したので
 ナナちゃん、どうぞであります。」

と、ナナに最上段を譲り
自分はナナのいた一番下の段へ。

ムーとは違い、
シャーも猫パンチも繰り出さないで
キャットタワーの最上段を手に入れた
ナナさん。

「あたち、
 こうやって欲しいもの手に入れる
 タイプなの~。」

なんて言っていたりして。

ナナさん、意外とあなどれません。

結果、あんな風にしか
ゴローとコミュニケーションを
取れなかったムーがなんだか不憫。

意地にならず、
「お兄ちゃん、一緒にお外を見よ。」
って、ゴローを誘えばいいんだよ、
ムーちゃん。

ナナがきてから
ゴローに八つ当たりをすることも増えたムー。

だけど、本当は甘えん坊なんです。

三者三様の猫が暮らす我が家では、
ゴローが鈍感だということが救いです。