こんにちは、
スタッフのマエダです。

先日、
私の隣の席に座るミライさんが

「マエダさん、
　聞いてくださいよ～。」

と、
困った風のセリフを口にしながら
なにやら、うれしそうに話しかけて
きました。

（はっはぁ～ん、
　これは王子ののろけ話だな。）

と、察したマエダは

「なんだね、
　ミライさん、
　聞いてあげても構わんよ。」

と、先輩風にこたえ、
ミライさんの話を聞いてみることに。

ミライさんの話の内容は
やっぱり王子ののろけ話。

買ったばかりのルームウェアの上着を
椅子に掛けて寝ていたら、
王子がその上にオエオエと
吐き戻しをした。
とのことでした。

「もぉ～。」

なんて、
困った風に話しながらも、
うれしそうなミライさん。

その気持ち、
わからなくもない。

だけど、
一応「どうしてうれしそうなのか？」と
問うてみたところ、
ミライさんの回答は

「いやぁ～、
　王子の吐き戻しの匂いが付いて、
　やっと、私のルームウェアが
　完成したな～、と。」

・・・うむ、その気持ちよくわかる。

だけど、
私は先輩ですので、
「何をのろけているんだい。
　今は仕事中ですぞ。」

と、ミライさんののろけ話を
一蹴したのでした。


さてさて、
そんなやり取りがあった
まさにその日の晩のこと。

ベッドに入る前に、
ルームウェアにしている
フリースの上着を椅子に掛けて、
就寝したマエダ。

明け方くらい、
リビングの方で吐き戻し時、特有の
「ボエッボエッボエッボエ！」という
音が。

（この音は、ゴローか・・・。）

しかし、
時間は非常に微妙で、
もう少しだけ眠れる時間。

吐き戻しは
朝起きてから掃除しよう。

（一日に何度も吐き戻しがある、
　などの場合は病気の可能性もありますが、
　ゴローの場合、夜中に猫草を食べて
　吐き戻すパターンが多いです。）

と思い、
ゴローの吐き戻しに気が付きならも、
寝続けることを選んだマエダ。

この時、
すでに悲劇が起こっているとも
気が付かずに・・・。

さて、
朝、起きて、
この日、一番にすることは
ゴローの吐き戻しの捜索。

音が聞こえてきた方向からすると
リビングの椅子あたりかな？

と、思って
椅子の上を見るものの、
吐き戻しの形跡はなし。

・・・だが、
就寝前に椅子に掛けたフリースが
落ちている。

まさかと思い、
フリースを持ち上げると、
なんだか、違和感のある重さを感じる。

フリースを広げてみると、
そこには、おそらく明け方の吐き戻しが・・・。

（これは
　ミライさんに報告しなければいけない
　事案だ・・・！）

この日、
出社後、さっそく私はミライさんに

「ねぇねぇ、
　ミライさん、聞いてよ～。」

と、今朝の出来事を報告したのでした。

猫の吐き戻しって
フードと猫の胃液などが混ざった
特有の匂いがありますよね。

だけど、
ミライさんの言うように、
その匂いが一度ついてからが
本当のルームウェアだな～。

なんて♪
（しっかり洗いますけどね。）

あと、
毛だらけになったり、
その毛が付いたルームウェアを
そのまま洗濯機に入れてしまったら、
毛が絡まって頑丈な毛玉になって、
衣類にしっかり絡みついたり・・・。

ちょっと困ったなぁ～、
なんて思いながらも
やっぱりのろけてしまうものですね♪