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2018.03.06

今回の考察対象は「ノーボウルキャットフィーダー」

今回の考察対象は「ノーボウルキャットフィーダー」

「だから何?」の今回の考察対象は『ノー ボウル キャット フィーダー』
『ノー ボウル キャット フィーダー』は猫本来の食性に着目したアメリカの獣医師ドクター リズ ベールズが開発した、アイテム。
ネズミのカバーのついたケースの中にキャットフードやオヤツを入れて、狩りをするように食事をとることで、猫の本能を満たすように設計されています。

『ノー ボウル キャット フィーダー』に猫たちは反応するのか?

『ノー ボウル キャット フィーダー』には、ネズミの布に包まれている本番用が5つと、穴の多いトレーニング用カプセルが1つ付属しています。

『ノー ボウル キャット フィーダー』のセット内容

『ノー ボウル キャット フィーダー』のセット内容

発売前に商品チームからお試し品として渡される際、スコティッシュのクリンちゃんと暮らすスタッフには《本番用》のマウスが1つ。
そして、3匹の猫と暮らす我が家には《トレーニング用》と《本番用》のマウスが1つずつ与えられました。
翌日、早速チャレンジした、クリンちゃんの様子を聞きながら、tamaのオフィスは大いに盛り上がりました。
クリンちゃんは初っ端から、本番用のマウスを転がし、上手にトリーツをマウスから出して食べ、オヤツを仕込んで隠しておいたマウスも上手に見つけて、満足そうにしていた、とのこと。

MOVIEその時のクリンちゃんの様子はこちら

「クリンちゃん、お利口だね~。」「クリンちゃんすごい~!」そんな風に褒められるクリンちゃん。私の率直な感想としては、“たくさん褒められてうらやましい。”
ということで、我が家でもレッツ!チャレンジ!

我が家でもチャレンジ(ムー編)

クリンちゃんの動画を見た私は我が家のゴロー、ムー、ナナにもトレーニングは必要なかろう。と判断し、本番用のマウスに、我が家のお気に入りのオヤツを入れて、ムーちゃん、オヤツはコレね。コレをココに入れて、置きますから、上手に転がしてオヤツを出して食べてくださいね。
と、本番用のマウスにオヤツを仕込む様子をしっかりムーに見せながら、オヤツの入ったマウスを床に置いてみました。
食いしん坊のムーは、絶対、マウスを転がして、上手にオヤツ食べるだろうな~。なんて、ワクワクしながら、ムーの動きを見守っていると・・・。
なんと!!ムーちゃん。マウスをいちべつしたあと、その場から一歩も動かず、一言。
「ニャーン!!(どうしてそんな意地悪するの?いいから、お手々に乗せて食べさせてよ~!!)」と。

我が家でもチャレンジ(ゴロー編)

・・・さっ、さっ!気持ちを切り替えて・・・。ムーがダメなら、ゴローさんっチャレンジしましょう!ゴローにももちろん、本番用のマウスで。
同じように、オヤツを仕込み、本番用のマウスを床に置いて、と。
さて、ゴローの反応は。ムーとは違い、好奇心が強く、いつも何かに興味津々のゴローは本番用のマウスに近づき、チョイチョイチョイと前足でマウスを引っ掻け、転がし始めました。
おっ、期待していなかったけど、意外とゴローが本番用で成功しちゃう?なんて、高まる私の期待。
しかし、ゴローの実力はそこまで。
前足でチョイチョイするものの、上手に転がすことができず、中のオヤツは1粒も出てこず・・・。 それでも懸命にチョイチョイするゴローですが、捕食できないもどかしさを募らせるゴロー。見ているコチラがいたたまれない・・・。
・・・ゴロー、私たち、トレーニング用から始めようか。
ということで、我が家では本番用は諦めて、トレーニング用のカプセルにオヤツを移し、トレーニング用からのチャレンジとなりました。

どうして我が家の猫たちは本番用だと上手にハンティングできないのか

トレーニング用だとうまくハンティングできるのに、本番用になると一向にハンティングできない我が家の猫たち。
どうして本番用だと上手くハンティングできないのか・・・。
理由を知るために、問題の糸をほぐしていこう。ということで、言葉通り、糸をほぐして分解してみました。

フムフム。こんな風につくられているんですね。
猫たちが咥えてハンティングしても安全なように糸だけで縫製してあったり、裏をひっくり返してみて、初めてわかる場所に縫い付けられているタグにも、猫のマークがデザインされてたり。
開発者であるリズ・ベールズ先生のこだわりが感じられます。

分解して思った。そうだ、オリジナルカバーを作ってみよう。

そうだ!これを元に、我が家の猫たちに合ったオリジナルカバーを作ってみよう。
ということで、フェルトに分解したボディーをおいて型取り。そしてチクチクと手縫い。これ以降、チクチクに夢中になり(4時間弱)製作段階を写真に撮るのをわすれてしまいました・・・。

そして完成!

ネズミの代わりにオリジナルで制作したカバーは「ドラゴン○ー○」に登場する、宇宙一の悪役の「フリー○」様。
猫心をくすぐるべく、爪の引っかかりやすいフェルトを使用し、さらに、尻尾や腕などを付けたのがポイント
これならネズミに反応しなかった我が家の猫たちも、宇宙の平和を守るため、しっかりハンティングしてくれるでしょう。
リズ・ベールズ先生、これが我が家の本番用です。期待に胸を膨らませ、いざ!

■まずは、テーブルの上に置いて猫たちの反応を。

2枚目の写真に写り込む戦士!

2枚目の写真に写り込む戦士!

なかなかいい出来に仕上がったフリー○様をテーブルの上に乗せて。なかなか、いいできだな~、なんて悦に浸っていると、悪の気配に気が付き、疾風の速さでフリー○様に先制攻撃を仕掛ける男が!

■ヘッドスライディングしながらの先制攻撃!

見てください、この躍動感。
ネズミのカバーの時には動きの鈍かったゴローですが、フリー○様を前にした途端、疾風の速さで現れ、圧倒的な強さであっという間にフリー○様を前足でホールドしガジガジ~!!っと。いきなりハンティングするではありませんかっ!今までにない手ごたえを感じます。

それでは、中にフードを入れて、いざ本番!

中にフードを入れて床に置くと、さっそくフリー○様と果敢に戦うゴロー。
尻尾を咥えて振り回し、部屋中にフードをばらまいたりしながら、フリー○様と戦っております。秒速でフリー○様はクタクタにされてしまいました。
そして、フリー○様からでてきたフードに気が付くと、しっかりカリカリと食べるではありませんか!!
これは「ノーボウル キャットフィーダー」に付属しているネズミのカバー時とはまるで違う反応。
宇宙を救うために、戦う男ゴロー!

そのあと、何度もフリー○様に攻撃を仕掛けるゴロー。
爪に引っ掛けばら撒いたキャットフードを食べることも忘れず、しっかりハンティングしてくれました。

結果

ネズミのカバーだと、上手にハンティングできなかったゴローですが、自作のフリー○様カバーだと、とっても上手にハンティングすることができました。
猫たちの好みを研究中のスタッフのオリジナルカバーはなかなか好評だったみたい。
フリー○様と戦い、ご飯を食べた後のゴローは満足そうに毛づくろいをし「宇宙の平和を守ったであります。」とばかりに凛々しい表情を浮かべていました。
(ムーはゴローの行動に無関心。)

おまけ

真剣に戦った男同士は、お互いの実力を認め合うもの。というわけで、戦いの後、添い寝をするゴローとフリー○様。
ゴロー「おい、フリー○。もう悪りぃこと、すんじゃねぇぞ。でありますよ!」と言っているかのよう。
そして、ゴローが一生懸命宇宙の平和を守っていた間、ずっとキャットタワーでお外を眺めていたナナさんでした。

今回の考察対象となったアイテムはこちら

『ノーボウル キャットフィーダー』

『ノーボウル キャットフィーダー』

猫の本能を覚醒させる!

今回は、猫本来の習性を考慮し、ご飯はフードボールで定期的に与えるのではなく、自ら探させ、自分で狩りをしているかのような体験を与えられる商品『ノーボウル キャットフィーダー』を考察しました。
「うちの猫たち、上手にハンティングできるかな。」と、気がかりの方もいらっしゃるかと思いますが、スタッフ猫の多くは付属のネズミカバーで楽しそうにハンティングを楽しみました。
ハンティングしなかった場合も、一緒に工夫をすれば、とても楽しいアイテム。
ぜひ、皆さまも『ノーボウル キャットフィーダー』にチャレンジしてみてくださいね。

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