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2022.02.25

スタッフブログ★2022.02.25「猫と人間の歴史に新たな発見?!」

スタッフブログ★2022.02.25「猫と人間の歴史に新たな発見?!」

こんにちは、
スタッフのミライです。

先日の猫の日には
世間でもそれを祝して
様々な猫ニュースが流れていましたね。

すっかり世間にも
浸透した猫の日。

さて、
そんな中、猫に関する、
個人的に興味深い記事を
見かけました。

猫好きの方なら、
猫のご先祖様はエジプトなどの
北アフリカの砂漠地帯に暮らしていた
リビアヤマネコだということは
聞いたことがあると思います。

一部のリビアヤマネコは農耕をする
人々の近くで寄り添って暮らすようになり、
そこから猫と人間の共生が
はじまったというのが
一般的な「猫の歴史」です。

今回気になったのは
「猫の歴史」の一幕。

ポーランドで発見された
今から約6,000年前の地層から出てきた
猫の骨です。

約6,000年前というと
歴史の区分では新石器時代に入ります。

日本史で言うと、縄文時代が
該当するでしょうか。

なんと、人々が使用した
土器などと一緒に
猫の骨が出てきたのです。

もしかして、猫を
昔の人類が食べちゃったのでは…?と
思う人がいるかもしれません。

でも、研究者の見方は
違っていました。

「これは、新石器時代には
すでに人間の近くに猫がいた、という
重要な証拠になります」とのこと。

実は、猫たちが人間と
本格的に一緒に暮らし始めたのは
紀元前3,000年ころのエジプトだと
いわれています。

今回の発見はそれよりもちょっと
古い時代の話なのです。

しかし、エジプトなどとは異なり
このポーランドの古代猫たちは
あくまで人間との「共生」だったことも
分かったそうです。

骨を調べてみると、
人間が作った作物や、家畜の肉を
食べていたのではなく、
小さなネズミや虫を自分で
ハンティングして食べていたことが
分かったのです。

(犬など、人間と同じものを
食べていた動物は骨にもその証拠が
残るそうです)

同じ場所で暮らしてはいるけれど、
施しは受けない。

古代でもやっぱり猫は
誇り高い生き物です。

今、私たちと「家族」として
一緒に暮らしている猫たちですが、
この頃はまだ見かけたら
ご挨拶をする「ご近所さん」くらいの
距離感だったのでしょうか。

なんだか人間と猫の
馴れ初め(?)を見ているようで
少しほっこりしてしまいました。

まだまだ謎だらけの
猫と人間の歴史ですが、
今回のポーランドの発見で
ちょっとだけ解明が進んだのかも
しれません。

ミステリアスな猫の歴史、
その続報が届くのが今から楽しみです。