こんにちは、
スタッフのマエダです。

我が家のゴローさんは
お返事という芸ひとつで
姪っ子も虜にする
ジゴロです。
（・・・ゴローなだけに！）

そんな
ゴローさんのお返事は
落ち込んだ心にも元気をくれる、
癒しの力を持っています。

それはある日、
姪っ子が遊びに来ていたときのこと。

いつもは
ナナを抱っこして、
ムーをナデナデして過ごす姪っ子が、
珍しくゴローと過ごしているでは
ありませんか。

そっと様子をうかがうと、
姪っ子がゴローの名前を呼び、
ゴローが「ニャ！」とお返事。

どうやら
お返事ごっこを楽しんでいる
ようでした。

その日の姪っ子は、
なんだか少し元気がなさそう。

だから、
叔母である私は
そっと声をかけました。

「ゴローも
　元気出してって言ってるよ。」

夕日の差し込む部屋で
猫と戯れているひとときに
叔母からの優しいひとこと。

姪っ子の心も
少しほぐれたのでは
ないでしょうか。

すると姪っ子も、
まんざらでもなさそうに
ゴローに話しかけます。

「そうなの、ゴロー？
　元気出せって言ってくれてるの？」

ここでゴローが
「ニャ！」とお返事すれば、
完璧な流れです。

舞台は整った、
いざ、ゴローさん
お返事だ！！

・・・が、しかし。

ゴロー：・・・（無言）

姪っ子：
ねぇ、ゴロー？
元気出せって言ってるんだよね？

ゴロー：・・・（沈黙）

どうしたことか
ゴローの株をあげる
世紀の大チャンスだというのに、
そのチャンスを全力でスルーする
ゴローさん。

お返事をする気が
なくなってしまったのでしょうか？

気分が乗っていれば
私が歌っているときに
お返事で合いの手も入れてくれる
付き合いのいいゴローさん。

突如として
お返事芸に飽きた可能性、浮上。

そこで私は
ゴローがお返事をする気があるのかを
確認するために、名前を呼んでみることに。

私：マエダゴローく・・・

ゴロー：ンニャ！

なんと、
世紀の大チャンスのタイミングで
姪っ子の問いかけはスルーしたというのに。

名前を呼ばれたら
食い気味に元気のいいお返事をする
ゴロー・・・。

このことからわかるように
お返事をする気はある。

ただ、
「元気出せって言ってくれてるの？」
という姪っ子の問いかけに対しては
完全に知らんぷりを決め込んだ模様。

ということは、
どうやらゴローさん、
「元気を出して」とは
言ってなかった。

おそらくゴローは

「ゲンキヲダシテ？
　それはボクちんの名前では
　ないであります。
　わけの分からない呼び方を
　するなであります。
　ボクちんはマエダゴローであります！」

という反応だったのでは
ないでしょうか。

せっかくの感動シーンが、
まさかのお返事スルーで台無しに。

ちょっと気まずいな～、
なんて思いながら姪っ子を見たら
姪っ子も私を見ていたので
思わず二人で笑ってしまいました。

お返事のタイミングはズレても、
その存在だけで、
場を和ませてくれる不思議な力。

今日も
我が家のジゴロは、
じわじわと人気を集め続けています。