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2021.05.06

改めて知ろう。オメガ3脂肪酸ってどんなもの?調べてみました[#調査隊レポート]

改めて知ろう。オメガ3脂肪酸ってどんなもの?調べてみました[#調査隊レポート]

猫の健康維持のために色々な情報を調べていると、役立てたい栄養素がたくさんあって「結局どれを取り入れればいいの?」と悩んでしまいがち。
迷った結果、サプリメントなどを「なんとなく」で選んでしまっていないでしょうか?
猫の健康維持のためには、栄養素について知ることも大切。

今回は、猫の健康維持に役立つ栄養素からオメガ3脂肪酸についてご紹介します。オメガ3脂肪酸とはどんなものなのか、どんな猫にオススメなのか、注意すべきことはあるのかなどをご紹介します。

オメガ3脂肪酸って猫にとってどんなもの?

■脂肪酸ってどんなもの?

「脂肪酸」は分析値の2番目にも表記される成分、いわゆる「脂質」の主要な構成要素です。脂肪酸は様々な結合の仕方で、いろいろな特長を持つ脂質を構成しています。
脂肪酸がどんなふうに結合しているかによってその働きが分かれます。

脂肪、と聞くと「太りやすくなる」「体に悪い」というイメージを持つ人が大半で、猫の健康維持のためには制限が必要なのではと思っている方もいると思います。
でも、脂肪酸は猫にとってエネルギー源となったり、細胞を作り保護したり、ホルモンをつくる際などにも使われる必須の栄養素です。適量をきちんと取り入れることが猫の健康維持にはとても大切なのです。

 

■オメガ3脂肪酸ってどんなもの?

オメガ3脂肪酸は、その構造的な特長から「多価不飽和脂肪酸」の一種に分類され、猫が体内で合成することができない脂肪酸です。そのため、かならず食事から取り入れる必要があります。
オメガ3脂肪酸をさらに細かく分類すると、魚の脂に含まれているDHAやEPAのほか、フラックスシード油などに含まれているαリノレン酸などがあります。

オメガ3脂肪酸には、酸化しやすく不安定という特徴があり、時間が経つとその働きを失いやすくなっていきます。フレッシュな状態で取り入れることが健康に役立てるためのポイントの一つになります。

オメガ3脂肪酸の内、EPAには炎症を抑える作用があるといわれているほか、血液の凝固を抑制する働きがあります。
DHAは脳や神経系の健康維持に役立つ栄養素で、EPA同様に血液の凝固を抑える働きがあるといわれていますが、EPAよりもその働きは落ちます。

どんな猫にオメガ3脂肪酸は必要なの?

オメガ3脂肪酸は、すべての猫が食事から取り入れるべき栄養素です。しかしその摂取量の目安について明確な基準は設けられていません。というのも、現在もオメガ3脂肪酸が猫の健康にどのように影響していくのかについて研究が進められている最中だからです。
食事においては、オメガ3脂肪酸はオメガ6脂肪酸(一般的な食用油に多く含まれる)とのバランスを維持することが健康に良い影響を与えることが分かっています。
資料によってはそのバランスはまちまちですが、オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸の比率の目安を3:1前後としているところが多いようです。

以下のケースでは、とくにオメガ3脂肪酸をより多く含む食事が推奨されることが増えています。

■ 【オメガ3脂肪酸の摂取が推奨されているケース】

・関節炎、変形性関節症の治療として
・循環器系(心臓など)に悩みがある場合
・慢性腎臓病の治療として
 

抗炎症作用があるオメガ3脂肪酸は、定期的に摂取することで猫の関節炎などの炎症反応を抑えることが実証されています。
オメガ3脂肪酸は血液中の赤血球の柔軟性を高めるので、猫の心臓などの循環器への負担を減らすといわれています。
また、シニア猫に多い慢性腎臓病の猫でも、オメガ3脂肪酸をより多く含む食事を継続的に与えることで、腎臓の機能が低下するスピードが緩やかになることが分かっています。

オメガ3脂肪酸を猫に摂取させる際の注意点は?

予防のためにもより多くのオメガ3脂肪酸を与えたほうが良いのでは?と思う方も多いと思います。でも、若く健康的な猫がオメガ3脂肪酸ばかりを摂取しても栄養バランスが崩れやすくなりますし、現実的ではありません。
注意が必要な病気に黄色脂肪症というものがあります。これは魚油を極端に多く摂取し続けた結果、脂肪の塊が「しこり」になったり、炎症を起こす病気です。偏りなく、バランスの良い食事をすることが予防になります。
病気の治療目的で与えるのではなく、健康維持という目的で摂取量を調整するのであれば、あくまでオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスを意識することが大切です。プレミアムキャットフードでは、オメガ3とオメガ6のバランスを意識しているフードがほとんどです。

高齢の猫が関節の痛みなどから足を引きずるようになったり、心臓の持病がある、高齢になり腎臓の健康維持を心がけたい、など具体的なお悩みが出始めた時には意識的にサプリメントなどで補う、という使い方がオススメです。

DOG's TALK

病気の治療の目的でオメガ3脂肪酸を摂取する場合も、家族が独断で進めてしまうと動物病院で作成している栄養管理プランとズレが出てしまうケースがあります。猫の健康のためにも、食事の制限などがされている場合は動物病院で獣医師の指導に従いながらオメガ3脂肪酸を取り入れるようにしてくださいね。

おわりに

本日は猫にとって嬉しい働きをしてくれるオメガ3脂肪酸についてご紹介しました。
オメガ3脂肪酸は、猫にとっての必須脂肪酸のひとつですが、総合栄養食タイプのキャットフードを与えていれば不足することはまずありません。
また、プレミアムキャットフードではオメガ3とオメガ6のバランスを調整しているものがほとんどですので、若い猫でこれといった悩みがないのであれば、いつもの食事に加える必要はないと思います。

ただし、関節、循環器系、腎臓などの持病が分かった時には意識的にオメガ3脂肪酸をサプリメントなどで取り入れることが推奨されています。これらのお悩みはシニア猫に多いものですので、シニア期に入った頃から適切に取り入れることでQOL(Quality Of Life=生活の質)を高めることが期待できる栄養素といえますね。

 

オメガ3脂肪酸を取り入れるのにオススメサプリメント

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POCHI GLMオイルサプリメント 50粒

関節サプリメントの決定版。グリーンリップドマッセル(緑イ貝、略称GLM)に含まれるオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)が、関節や皮膚被毛、循環器の健康をサポート。
ニュージーランドの綺麗な海で育ったグリーンリップドマッセル(緑イ貝、略称GLM)を使用し、熱を加えない特殊な製法でオイルを抽出。GLMオイルには、熱に弱いオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)やその他30種以上の脂肪酸が含まれています。

近年の研究でグリーンリップドマッセル(緑イ貝)の有効成分は多種のオメガ3脂肪酸であると考えられています。
このオイルは天然の抗炎症脂質であり、さらに抗酸化物質のカロテノイドも豊富に含みます。

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