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2021.10.28

猫との遊びを楽しもう。タイプ別遊び方&イチオシ猫のおもちゃ紹介

猫との遊びを楽しもう。タイプ別遊び方&イチオシ猫のおもちゃ紹介

朝晩の冷え込みも厳しくなり、いよいよ秋も深まってきました。
秋と言えば、食欲の秋……でもありますが、猫の健康維持を考えるのであればここはやはり「スポーツ・運動の秋」も推していきたいところ。
とはいえ、猫は「最近体重いし運動しようかな~」なんて思ってくれません。そこで大切になるのが、猫が楽しいと感じる遊びを通して運動量を増やすということ。

猫が楽しみながら運動量を増やすことができる遊びのアイデアと、tamaが厳選した安全で楽しいおもちゃをご紹介します。

猫との遊びのポイント

猫と遊ぶ時には「猫の本能を刺激する」ということがとても大切なポイントのひとつ。

猫にとって遊びは"狩り"の欲求を満たすためのものなので、狩りのスタイルに近づけた遊びなどに興味を示しやすい傾向にあります。

また、猫と遊ぶならごはんの前や、食事から時間が経ってお腹がある程度減っている時がオススメ。
猫はお腹がいっぱいになると狩猟本能が落ち着いてしまい、遊びに誘っても興味を示しにくい傾向があります。そもそも猫にとって遊び=狩りであり、狩りはお腹が減った時に食べ物を手に入れるために行うものですので、お腹がいっぱいなら遊びたくなくなるのは当然なのかもしれません。

それから、肉食動物である猫は、野生ではネズミや小鳥などの小さな動物をハンティングして食べてきましたので、これらの動物の動きに近いものに反応しやすくなります。

■ 猫と遊ぶ前の注意点

・周囲に十分なスペースがとれていますか?
猫は想像以上に激しく動き回ります。一緒に動いて家族も猫もぶつかったりして怪我をしないよう、周囲に注意しましょう。

・猫が誤飲してしまいそうなものは落ちていませんか?
普段の暮らしでもそうですが、猫が誤飲してしまいそうなものは落ちていないか確認しましょう。紐などを使って遊ぶときも猫が飲み込んでしまわないよう注意しましょう。

猫との遊びにオススメ釣り竿タイプのオモチャ編

tamaで取り扱い中のオモチャの中で最も種類が多いのが釣り竿タイプのオモチャです。
多くの猫から支持を集めている釣り竿タイプのオモチャは、竿の先に紐かワイヤーが付いていて、さらにその先に飾り羽やオモチャが付いています。
先端のおもちゃを猫が捕まえようとジャンプしたり走り回ったり、かなりダイナミックに動き回ることが多いので、運動量も十分。

釣り竿タイプには奥深さがあります。まず、竿の先端についているのが紐なのか、ワイヤーなのかでかなり動きが変わります。柔らかく安全性が高い紐に対して、ワイヤータイプはとても丈夫でしなりが加わり、猫にとっては想定外の動きをするのでそれに興奮することも。
また、先につけるオモチャや羽によっても興奮度合いが変わります。鳥の羽が好きな子、ネズミが好きな子、サテンのリボンが好きな子など色々ありますので、お好みのものを探してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、猫の狩りの場面を再現するように物陰におもちゃを隠れさせたり、捕まりそうになったら飛び上がるなどの動きを取り入れると、猫はもっと遊びに夢中になってくれます。

猫との遊びにオススメ棒タイプのオモチャ編

猫のおもちゃの中には、棒タイプのものもあります。いわゆる猫じゃらしのように棒の先にリボンやオモチャが付いているものをここに分類します。
釣り竿タイプとの違いは、棒から直接猫の興味を引くオモチャなどが付いていること。このことで、猫とより近い距離で遊ぶことができます。
釣り竿タイプと比較すると猫の動きは若干減りますが、それでも工夫次第で十分な運動量を引き出すことも可能です。

棒タイプのオモチャの特長は、機敏な動きをみせることができる点。物と物の隙間からオモチャをのぞかせたり引っ込めたり、隠れるような動きをとることもでき、これは猫の狩猟本能を強く刺激するようです。
壁に這わせるように動かすと、猫も捕まえようとしてジャンプすることも。
小さな虫やネズミの動きを意識して動かすと、猫がお尻をフリフリしてハンターモードになりやすくなりますのでオススメです。

振り回す範囲が釣り竿タイプより狭いので、シニア猫などにもオススメですよ。

猫との遊びにオススメぬいぐるみタイプのオモチャ編

ぬいぐるみタイプのオモチャも人気。猫がかみついたり、取っ組み合うようにしてガブガブ、ケリケリしてストレス解消になるようです。
猫がかみついたり蹴るのにちょうど良い大きさをしていることが多く、中にキャットニップやマタタビなどが入っているものでは、大興奮で暴れまわることも。
猫はハンティングの際に捕まえた獲物を倒すような気持ちでいるのかもしれません。

そのまま、「はいどうぞ」と渡しても興味を示さないこともあるので、家族がちょっとしたお膳立てをしてあげるのも良いと思います。
物陰からひょっこり顔を出したり引っ込めたり、猫から隠れるような動きをして興味を引き、猫が興味を持って飛び掛かったら引っ張ったりして、逃げようとする獲物のような動きを演出。このあたりからスイッチが入り、一生懸命ぬいぐるみと取っ組み合いを始める猫もいます。

猫との遊びにオススメボール遊び編


猫の中にもボール遊びが好きな子もいます。転がっていくボールを延々追いかけたり、転がしたボールを猫パンチで止める猫、中には取ってこい遊びができる子もいるのだとか。
ボール遊びはシンプルだからこそ、猫のタイプに合わせた遊び方を工夫してみてください。物陰に隠したり、猫の視線に入るように転がしたり、スーパーボールのような素材であれば弾ませたりすることで興味を引けます。
比較的広さのある場所であれば、ボールを追いかけて猫も走り回り良い運動になると思います。

猫との遊び(オモチャなし、アレンジ編)オモチャがなくてもできる遊び


猫との遊びの中にはおもちゃを使わずに楽しめるものも!いつものオモチャ遊び以外のレパートリーとしてどうぞ。

 

■猫と追いかけっこ・かくれんぼ

猫は追いかけっこやかくれんぼも大好きです。ある程度の広さがある場所であれば猫を追いかけて少し走るだけでも良い運動に。
この時、階段がある家やキャットウォークやキャットタワーがあるようであればさらに運動量もアップ。
ただし、元気いっぱい走り回る猫は周囲が見えず、物を落としてしまったり、壁に激突してしまううっかりさんもいますから、周囲には注意して遊びましょう。

■紙袋などを活用する

カサカサ音を立てる紙袋などに興味を持つ猫は多いです。気が付くと買い物袋の中に猫が入ってしまっている、ということはあるあるですが、この紙袋も楽しいおもちゃになります。
猫が紙袋に入ったら、その紙袋を軽くつついてみましょう。猫パンチが飛んできますが、紙袋越しなのでダメージはありません。安心ですね。

おわりに

今回は、猫との遊びについてご紹介しました。とはいえ、猫は気まぐれな生き物です。昨日はあんなに興奮して遊んでいたオモチャなのに、今日はそっけない…ということも良く起こります。
そういった時には、少し間を空けたり別のオモチャや遊びを取り入れればまた遊びへの興味がわいてきます。
猫との遊びはいくつかパターンを用意しておくことが大切かもしれません。

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