• コラム
  • スタッフコラム

2023.04.27

ジメジメ、ムシムシシーズンに気になるニオイ。猫に優しいお手入れのコツ

ジメジメ、ムシムシシーズンに気になるニオイ。猫に優しいお手入れのコツ

5月ごろから気温がぐっと上がり、蒸し暑さを感じる日も出てきます。
そして、地域によって差はあるものの6月上旬ころからやって来るのが、ジメジメとした梅雨。
日本には四季があり、その時その時で猫との暮らしの中で気になることも変化します。
今回は、気温と湿度が上がり始める初夏~梅雨に「ニオイ」が気になり始めた時、知っておくと役に立つ、猫に優しい掃除やお手入れの便利アイテムをご紹介いたします。

猫に優しい暮らしの衛生・消臭アイテムとは?

カーテンやソファなどの布製品にシュッと吹きかけるだけでニオイを抑える、便利なお手入れアイテムが多く登場しています。あると便利なこのシュッとするタイプの消臭スプレーは、猫と暮らし始める前までよく使っていた、という方も多いのではないでしょうか。
私たちよりずっと体が小さな猫たちのためには、猫にも優しい消臭アイテムを使いたいですよね。でも、市販されているものでいうと、化学的ではなく、猫に優しいものって意外と少なかったりします。
消臭系のスプレーは化学的な成分が元になっていたり、香料が使用されていたりして、猫と一緒に過ごす部屋で使うのは気が引ける…という方も多いはず。そこで、猫に優しく、それなのにしっかり消臭&除菌できるお手入れアイテムをピックアップしました。


除菌&消臭するなら、動物病院でも使われるオススメのアイテム


部屋の中で猫も使用する場所は、なるべく衛生的に保ちたいもの。
除菌スプレーやアルコールティッシュで拭き取れば衛生的ですし、雑菌の繁殖も抑えられてニオイ対策にもなります。
でも、除菌スプレーやアルコールティッシュは猫にとって強すぎます。猫のことを考えるとなかなか使えない、という方も多いはず。
そんな時は、動物病院でも使用される「猫にも優しい」除菌スプレーを使ってみませんか?

動物病院でも使用!猫にも優しい除菌&衛生スプレー

動物病院でも使用!猫にも優しい除菌&衛生スプレー

パルエックス(猫用)

原産国:日本
用途:除菌・消臭
内容量:1L(詰替えタイプ)
成分:二酸化塩素液  界面活性剤  シリコン系消泡剤

対象商品を見る

パルエックスは、動物病院でも使用される、安全性の高い除菌スプレー。万が一、猫が舐めてしまっても大丈夫。
パルエックスに溶かされた二酸化塩素がウイルス、細菌、真菌(カビ)に直接働き、酸化作用によって除菌します。
また二酸化塩素はニオイの成分も分解しますので、同時に消臭にも使えます。

とくにオススメなのが、一度染みついたらなかなか落ちない、猫のオシッコ臭の掃除に使うこと。
猫は基本的に決まったトイレで用を足す生き物ですが、失敗してしまった時や、マーキングをする子と暮らしている場合は、なかなか取れないニオイに悩む方も多いですよね。
猫のオシッコの片づけをするときは、拭き取った後にシュシュっとパルエックスをスプレーして、再度拭き掃除をしてください。

■ こんな時に使えます

・猫と暮らす部屋の除菌、毎日のお掃除に。
・カビや雑菌臭が気になる場所に。
・猫の使う食器のお手入れに。
・猫が使うオモチャの除菌に。

・家族の使うまな板、冷蔵庫の除菌に。
・カビが生えやすい水回りのお掃除に。

対象商品を見る

猫の体臭が気になる時は…

猫自体はとってもきれい好きな生き物ですから、基本的には体臭はありません。
犬と違って猫に体臭がほぼないのは、猫は汗腺が足の裏の肉球と鼻にしかないことに加え、自分の体をこまめにグルーミングしているからだといわれています。
(猫は自然界でも居場所を悟られないよう、ニオイも気配も消すことができるように進化したといわれています)

そのため、猫の体からイヤなニオイがしている場合は、体調不良のサインかもしれません。

■ 猫の体臭の原因になるトラブルの例

・よだれのニオイが被毛にしみこんでいる→歯周病、腎臓病

猫の口臭と同じようなニオイが体からする時は、歯周病や腎臓病などが進んでいる可能性があります。グルーミングをする際に唾液のニオイが被毛に移ってしまっているのかもしれません。


・雑菌臭がする→脂漏症などの皮膚トラブル

猫の体から雑菌臭がしている場合、脂漏症やアトピーなどの皮膚トラブルが起こっている可能性があります。皮膚や被毛で雑菌が繁殖することで炎症を起こし、ニオイの発生源になることも。長毛猫は湿度や気温が上がる季節に注意が必要です。
また、猫は日向ぼっこを紫外線による消毒のために行っているという説もあります。雨の日が続いたりして、日光浴が十分にできていない場合、ずっと部屋の窓を閉め切った環境で暮らしている猫の場合も、気を付けてあげてくださいね。


・猫のお尻からニオイがする→肛門腺のトラブル

猫のお尻には肛門嚢と呼ばれる袋があって、肛門腺から分泌される液体をためています。この肛門腺液(肛門嚢液)は、健康的な猫であればウンチと一緒に排出されるのですが、さまざまな事情で上手く排出できないこともあります。
その状態が長く続くと、猫のお尻から異臭がするようになることも。
適切な治療を行わないと、やがて肛門嚢が炎症を起こし、袋が破裂して強烈なニオイの原因になります。



これらのほかにも、猫の体から異臭がするときは何かしらのトラブルが関係している可能性があります。普段から可愛いうちの子のニオイが大好きでニオイをチェックしている、という方は多いように感じます。普段から体臭チェックをしていれば異変に気が付くのも早いはず。気になることがあるようなら、動物病院で相談するようにしてくださいね。

おわりに

今回は猫との暮らしの中でニオイが気になった時のお手入れに、知っておくと便利なお手入れアイテムについてご紹介いたしました。
普段使いの消臭アイテムとしては、クエン酸スプレーが、しつこいニオイの対策や除菌が必要な場合はパルエックスがオススメです。
使用する場面を想定して、上手くそれぞれの特長を生かしながらお掃除に役立てていただければ、ニオイや衛生管理の助けになると思います。