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2020.05.21

猫の口臭・歯周病に嬉しい成分のサプリメントは、ハミガキが苦手な猫にオススメ

猫の口臭・歯周病に嬉しい成分のサプリメントは、ハミガキが苦手な猫にオススメ

猫たちが大きな口を開けて大あくび。目もぱちぱちさせてなんだかとってもまったりとした様子を見ていると、こっちまで眠たくなりますし、のんびりとした様子に癒されますよね。
でも、そんなあくびをした猫の口から……異臭が!?なんてことはないでしょうか。
意外にも口臭がある猫は多いようで、調べてみるとその原因は歯周病。全身麻酔で抜歯が必要に…というケースも。
歯周病はさまざまな病気のリスクとなります。いつまでも元気で健康的に過ごしてほしい猫にとっては注意したい病気のひとつです。

そんな歯周病の予防や対策に役立つ成分があります。今回は猫の口臭・歯周病とその予防と対策に役立つ成分についてご紹介します。

猫の口臭と歯周病に注意したい理由

猫は本来綺麗好きな生き物ですから、特別ニオイが気になるということはありません。しかし、口臭は別で口を開けると腐敗臭のような強烈なニオイがすることもあります。
これは代表的な猫の歯周病のサインです。猫には人間のようないわゆる虫歯ができることはありませんが、歯が生えている歯肉が炎症を起こし、さらに症状が進むと病原菌が周囲の組織を溶かしてしまい、あごの骨を蝕んだりするケースもあります。
歯周病が進行していくにつれ、痛みは増していきます。痛みのせいで食欲が落ちてしまったり、水すら飲まない…なんてことも。
また、歯周病の原因菌は血液に乗って心臓や肝臓、腎臓などの臓器にも影響を及ぼすこともあるのでたかが歯周病、とあなどることができない病気なのです。

もちろん、そこまで進行する前に気が付くことができるよう、ブラッシングや遊びなどコミュニケーションの合間に猫の口の中をチェックすることがオススメです。
猫にもハミガキの習慣をつけてこまめに歯のお手入れを取り入れることができれば、チェックと予防ができてベストですね。

口を開けさせて奥の方の歯までをチェックできればいいのですが、なかなかそうはいかないのが猫という生き物。「やめろー!」と暴れる猫もいるでしょうし、人に十分に慣れていない猫の場合は体に触れるのも一苦労、なんてことも。

だからこそ、私たち家族が口臭をはじめとした猫の歯周病のサインにいち早く気が付くことが大切なのです。

猫の歯周病のサインを知ろう

猫たちの行動や様子の変化から読み取ることが出来る歯周病のサインをご紹介します。普段の様子と比較して、「あれ?」と思ったらお口のチェックを。難しいようであれば普段からお世話になっている動物病院で相談してみるのもいいと思います。

・歯ぐきが歯にそって赤く変色している
・歯に歯垢、歯石がついている
・口臭が出てきた(肉や魚、たまごなどが腐敗したようなニオイ)
・唾液を垂らすようになった、唾液が増えた
・猫が口元を気にするようになった
・ドライフードの食いつきが悪くなった
・歯ぐきから出血している
・グルーミングをしなくなっている
・成猫なのに歯が抜けた、欠けた

これらの症状が出ている場合、歯周病が起きている可能性があります。動物病院ではこれらの猫の様子を説明すると、診断がスムーズに進むことがあります。

■ ちょこっと豆知識:歯石っていったい何?

猫の歯にも歯石が付きます。人間も、歯医者さんでクリーニングを行うこともある、歯石。歯にこびりついた歯石は固く、素人が取り除くのは困難です。
このとっても固い歯石はいったい何でできているのか、皆さまご存じでしょうか。

歯石は、食べ物を食べた後の食べかすを栄養として繁殖した「歯垢」や「プラーク」と呼ばれる細菌の塊が歯の表面に付着することから作られ始めます。歯垢の約75%が菌、そして約20%は菌が作り出した粘着物質で構成されているといわれています。
やがて大きくなった細菌の塊は、唾液に含まれているカルシウムやリンなどを取り込んで沈着し、どんどん固い塊として歯に張り付き成長していきます。この状態が歯石、と呼ばれるものです。

歯石は歯周病につながる菌の塊ですから、なるべくできないように気を付けたいものですね。

歯周病の予防と対策に。サプリメントの活用がオススメ

気を付けたい猫の歯周病。ハミガキや定期的なチェックができる猫であればいいのですが、「ウチの子は暴れて無理」「歯ブラシに猫パンチしてしまってとてもできる状態じゃない」「抱っこも難しい…」という猫も多いですよね。
そんな猫たちにできる予防や対策はないのか、というとそんなことはありません。フードや水に混ぜるタイプのサプリメントも登場していますので、そういったものをうまく活用していきましょう。

猫の歯周病の予防と対策にオススメの成分として、グロビゲンPGというものがあります。

免疫系をサポートするサプリメントにもいくつか種類がありますが、その中でも特に歯周病を中心とした口の中のトラブルに期待できるといわれている成分が、グロビゲンPGです。
グロビゲンPGは、たまサプリ『デンタルケア』に配合されている成分。

■ 『デンタルケア』のココに注目

歯周病の予防に注目されている成分にグロピゲンPGというものがあります。この成分は、グロビゲンPGに含まれる「γ-リベチン」が歯周病菌が分泌する毒素を無毒化することによって歯周病の進行や炎症を抑えてくれます。
グロピゲンPGは特殊な抗体を持たせた鶏に産ませた卵から作られます。この鶏には歯周病菌に対する抗体を持たせていて、その力を受け継いだ卵の成分を抽出することでグロビゲンPGは作られます。
そのほかにも『デンタルケア』には、歯周病菌が増えることを抑えるラクトフェリン、乳酸菌のほか、歯周病菌や口臭成分の濃度を抑える働きがあるとされるポリフェノールが含まれています。

無味無臭!いつものご飯に混ぜるだけでデンタルケア

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tama たまサプリ デンタルケア

食事に混ぜるだけで歯周病や口臭など、口腔内のトラブルをケアします。歯磨きの苦手な猫におすすめです。
 

●原材料
グロビゲンPG(卵黄由来)  ラクトバチルス・クリスパタス(乳酸菌類)  ラクトフェリン  γ-PGA(ポリペプチド類)  ポリフェノール(緑茶、甜茶)  ビタミンC  天然香味料(チキン、ポーク)  デキストリン  ステアリン酸カルシウム

●給与量目安(1日):1回につき、1/2包を1日あたり2回

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おわりに

猫の健康維持のために気を付けたいポイントはいくつかありますが、さまざまな病気につながるリスクもある歯周病。猫にハミガキなどのデンタルケアが難しい時には、サプリメントの成分に頼ってみるのもオススメです。「無理にハミガキをして猫のご機嫌を損ねてしまうのが怖くて、今まで踏み出せなかった…」という方もぜひお試しください。
さまざまな猫のためのサプリメントも登場していますので、うちの子に合ったものを上手く選び、活用して健康維持に役立てていきたいですね。