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2021.04.28

猫が雷を怖がる時に。猫がパニックになったらどうするべき?

猫が雷を怖がる時に。猫がパニックになったらどうするべき?

暑さと一緒にやってくるものの一つが、ゲリラ豪雨や台風。猛烈な雨と一緒に起こる、激しく光って大きな音を立てる雷が苦手な猫もいるようです。
怖がるだけなら良いのですが、パニック状態になってしまう猫もいるようです。猫がパニック状態になってしまったら、私たちはどうするべきなのでしょうか?

今回は、猫が台風や雷など、予測できない大きな音でパニックになってしまった時に気を付けたいポイントをまとめてご紹介します。

猫が雷にパニックになってしまう理由

激しく光った後に大きな音を立てる雷。人間でも苦手な人がいますが、猫にとっては私たち以上に恐ろしい現象に感じるようです。

というのも、猫の感覚器はとても優れています。
特に聴覚は非常に敏感で、猫が聞き取ることができる音の周波数は人間の約3倍。私たち人間が聞くことができない音まで聞こえているのです。
私たち人間には雷の音は、ゴロゴロゴロ!と聞こえますが、猫にはもっと恐ろしい音に聞こえているのかもしれません。

猫は低い音、そして大きな音を好まない傾向にあるといわれていて、それらの条件にぴったり当てはまるのが雷の音です。しかも予測不能なタイミングで鳴り響く雷の音は、身構えることもできず「怖いもの」として認識されやすいようです。

外で暮らしていた経験がある猫の場合、雷の音が聞こえるとパニックになってしまったり、家の中で逃げ場所や隠れ場所を探して落ち着きをなくす猫もいます。

DOG's TALK

ランラン先生

ランラン先生

猫は気圧の変化や空気の湿度をヒゲで敏感に感じることができるといわれています。これらの情報から「ゲリラ豪雨が来そう」とか「雷が来そう」と感じた雷が苦手な猫は、ソワソワすることもあるようです。

ゴロー

ゴロー

ほえー。猫ってすごいでありますね~。ボクちんは全く分からないであります。

ランラン先生

ランラン先生

まあ、個体差もありますからね。特に雷が苦手な猫は、嫌なものを避けたいと感じて敏感になっているのかもしれません。

パニック状態の猫にできることは?

雷の大きな音に落ち着きをなくしてしまった猫は、どのような行動をとるようになるのでしょうか?

【パニック状態の猫にみられる行動】
・狭い場所に隠れる
・落ち着きなく鳴き続ける
・ドアを引っかいたりして外へ出たがる
・窓などが開いていると外へ飛び出してしまう
・急に攻撃的になり、威嚇や攻撃をする

とくに注意が必要なのは、外へ飛び出してしまうケース。
パニック状態の猫が、とにかくこの状態から逃げだそうとして外へ出てしまうことがあります。こうなってしまうと家族でも探し出すのが難しくなるので、雷などの大きな音が苦手な猫がいる家では、とくに戸締りに注意が必要です。
雷の音が聞こえたら、まずはしっかりと窓や網戸を閉め切ることから始めましょう。

また、あまりないケースではありますが、パニックのために普段は穏やかな性格の猫でも非常に攻撃的になってしまうケースもあります。
パニックから攻撃的になっている猫には、家族であっても触れてはいけません。興奮状態が落ち着くまでしばらく様子を見て、猫が落ち着いてから(落ち着くまで半日かかることもあります)触れ合うようにしましょう。同居猫がいる場合、ケンカになってしまうこともあるので隔離が必要になる場合もあります。

DOG's TALK

ムー

ムー

あー、もう!突然ゴロゴロうるっさいわね!

ゴロー

ゴロー

ややっ。ムーちゃん雷が怖いのでありますか?ボクちんが付いているでありますよ。

ムー

ムー

こっ、怖いワケないでしょ!あっち行っててよ!じゃないとパンチするわよ!

ランラン先生

ランラン先生

…このように、恐怖心から同居猫や家族に八つ当たりをする猫もいます。これを、専門的な言い方をすると"猫の転嫁性攻撃行動"と呼びます。

ゴロー

ゴロー

心配しなくてもボクちんがパトロール……ムーちゃん!パンチは痛いであります!

猫を落ち着かせる薬もあります。

何かのきっかけでパニックになってしまう猫のために、動物病院では心を落ち着かせる薬を出してもらうことも可能です。

猫が精神的に落ち着くフェロモンを含むものや、母乳由来の成分を含むものなどがあります。
与え方などもそれぞれ異なりますので、動物病院で相談しながら上手く使って心を落ち着かせるのも一つの方法です。
薬に頼ることに抵抗がある方もいるかもしれませんが、猫にとっても雷の音などのせいで心が落ち着かず、不安な状態は辛いもの。
QOL(Quality Of Life)の観点からも、上手くこれらの薬を取り入れることが猫にとっても良いケースがあることは、知っておきたいですね。

DOG's TALK

ランラン先生

ランラン先生

ちなみに、猫の不安などに使用される薬の成分は、猫自身が持っているフェロモンや母猫の母乳に含まれる成分をもとに作られていて、人間用の薬のように科学的なものとは違っていると言えます。
引っ越しや新しい家族が増えるなどして、不安を感じている猫にも使用されることがあります。

おわりに

今回は、猫がパニックになってしまうケースについてご紹介しました。人間よりも鋭い感覚を持っている猫にとって、雷はとても怖いものに感じるのかもしれません。
パニックになってしまった猫を無理に落ち着かせようとして抱き上げたり、撫でたりすると攻撃を受けることもありますので、しばらくは様子を見ることをオススメします。家族としては、いつもと様子が違う猫が心配になってしまうものですが、猫だって大好きな家族を傷付けたいとは思っていません。お互いの安全のために、まずは戸締りをきちんと行ったうえで、落ち着くのを待ち、頻繁にパニックになることが続くようであれば、薬も活用していくのがオススメです。

 

 

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