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2022.04.21

ミルクを猫に与えてもいいの?オススメは?子猫にはいつまで?気になる疑問に答えます

ミルクを猫に与えてもいいの?オススメは?子猫にはいつまで?気になる疑問に答えます

ミルクと言っても色々なミルクがありますよね。猫用ミルク、ゴートミルクも多くみるようになってきました。でも、子供の頃に観たアニメなどで、子猫に牛乳を与えている場面がありませんでしたか?実際に猫に牛乳を与えてみたことがあるという方もいるかもしれませんね。しかし、最近では猫に牛乳を与えると下痢になってしまうということがよく言われるようになりました。
調べてみると、猫に与えると下痢になってしまいやすいミルクとそうではないミルクがあり、また猫によって下痢になりやすい子とそうでない子がいることが分かりました。それらのミルクの違いと、猫の体質についてまとめてご紹介します。
また、家に迎えたばかりの子猫にミルクを与えているという方もいると思いますが、子猫はいつまでミルクを飲むことができるのでしょうか?
今回は、「猫とミルク」についてご紹介します。

猫に与えてもいいミルク、与えてはいけないミルクって?

猫にミルクを与えること自体は水分や栄養補給の手段として有効です。猫にどんなミルクを与えるか、しっかりと選べば体調管理の心強い味方になってくれます。
猫がミルクを飲んで下痢になるとき、ミルクに含まれている乳糖という成分が下痢の原因の一つになっています。

 

■猫がミルクで下痢になる理由と乳糖

乳糖とは、乳に含まれている糖質の一種です。
乳糖は、速やかにエネルギー源として活用される特長がある糖類の仲間ではありますが、腸から吸収しエネルギー源として活用するためにはラクターゼという酵素が必要です。

子猫がお母さん猫からもらうお乳にもこの乳糖は含まれていますが、子猫はラクターゼを腸内に十分に持っていて、乳糖を吸収できる形にしてエネルギー源として使用することができます。
しかし、このラクターゼは成長してミルク以外の食事からもエネルギーを摂取することができるようになると、活性が失われてしまうことが分かっています。ですから、子猫のころはミルクから栄養を吸収することができていた猫でも、徐々に乳糖を分解する能力が低下し、消化不良を起こしてしまい、下痢になることが増えてくるそうです。
また、子猫であっても体質的に体内のラクターゼの量が少ない場合は、ミルクを飲んで体調を崩すこともあります。

DOG's TALK

ちなみに、人間でも牛乳を飲むと体調を崩してしまうという人がいます。これも猫と同じように成長に伴って体内のラクターゼの量が減っていることが原因です。しかし、世界的にみると古代から牧畜を行い、ミルクを飲んできた文化を持つ地域(北欧・ヨーロッパ系)の人々は大人になってもラクターゼを体内に持ち続ける傾向があるそうです。これは母乳を飲まなくなっても日常的にミルクを食生活に取り入れていることと、遺伝的な要因が関係しているといわれています。ちなみに日本人などのアジア系の人種では、程度に違いがありますが、ラクターゼが失われる人がほとんどなのだそうです。

■大人猫に与えるなら、どんなミルク?

成長した猫に与えるのであれば、成長した猫でも乳糖を分解し、吸収できるような形に加工した「猫用ミルク」がオススメです。
市販されている猫用ミルクの中には牛乳を使用したものもありますが、これらのミルクは成猫が飲んでも問題ないように、乳糖をあらかじめブドウ糖の形に分解しておく加工が施されているものがほとんどですので、牛乳などを与えるよりも体調を崩すリスクは低くなります。

■子猫用ミルクってどんなミルク?

離乳が完全に終わっていない子猫に与えるなら、子猫の成長に役立つ成分や、必須となる栄養素を含む「子猫用ミルク」を選ぶようにしてください。
動物の種類によって母乳に含まれる栄養バランスは異なっています。猫の母乳では、脂質が低くタンパク質が多めに含まれているという特長があります。(同じネコ科であっても、猫とライオン、ヒョウでも成分に違いがあります)牛乳やゴートミルクなどは、当然猫の母乳と栄養バランスが異なっていますので、消化吸収能力が低い子猫は体調を崩してしまうことがあります。

■ 猫にもミルクアレルギーがあります!

猫の中には食物アレルギーとして「ミルク」にアレルギー反応を示す体質の猫もいます。食物アレルギーは特定の食物に含まれるタンパク質を、体の防衛システムが有害な物質として感知してしまうことで起こります。
人間では、ミルクにアレルギー症状を起こす人の多くは、牛乳や乳製品に含まれるタンパク質の一種である"α-カゼイン"がアレルギーを引き起こす原因となっているのでは?と言われているそうです。そこで、人用ではアレルギー反応を防ぐため、α-カゼインを減らしたミルクなどが販売されています。
同じようにミルクに食物アレルギーの反応を示す猫でも、α-カゼインの含有量が少ないゴートミルクであれば、アレルギーの症状が出にくいと考えられています。

猫にミルクはいつまで与えるべき?

子猫に歯が生えそろえ、ふやかしたドライフードやウェットフードを食べて、きちんと良いウンチが出るようになったらミルクだけで育てる必要はなくなります。しかし、栄養や水分をきちんと摂取させるための「副食」として与えるのであれば、ミルクは成猫になってからも役立つ食事です。
ですから、"いつまで"というのは明確には存在しないということになります。ただ、高栄養の子猫用ミルクは総合栄養食などと一緒に与え続けると肥満などの原因になる可能性もありますので、総合栄養食タイプのフードが食べられるようになったら、オヤツとしての用途に適したミルクに切り替える必要はあるかもしれません。

水分量が多いミルクは、水分不足になりやすい猫にとって役立つ水分補給のサポートアイテム。水分不足は膀胱炎やストルバイト結晶、便秘などの原因となりますので、これらのお悩みがある猫はミルクをオヤツ代わりに与えることが健康維持の助けになります。

猫にオススメのミルクご紹介


総合栄養食が食べられるようになった子猫から、元気いっぱいの大人猫、そしてシニア猫まで、すべての世代の猫にオヤツとして楽しんでもらえる猫用ミルクが、『tama ベースケアミルク(フェカリス)』です。
猫に与えるオヤツミルクとしても人気が高いゴートミルクは、乳糖の量が牛乳よりも低く、ミルクアレルギーを引き起こしやすいタンパク質、α-カゼインの含有量が少ないので、牛乳などと比較してアレルギーを起こしにくいミルクとして知られています。

 

『ベースケアミルク(フェカリス)』をオススメする理由をまとめてご紹介します!

『ベースケアミルク(フェカリス)』

『ベースケアミルク(フェカリス)』

ぬるま湯に溶かして与えれば、水分補給に役立つだけではなく、免疫の調整もサポートする、パウダーミルク×サプリメントのハイブリッド。
健康な体作りにお役立ていただける商品です。

●原材料:ゴートミルク(有機/オランダ)、乳酸菌(フェカリス死菌/日本)

キットキャットのゴートミルクシリーズが好きだという子には、馴染みのある味だと思います。

対象商品を見る

■品質第一!オーガニック認証を受けたヤギミルクです。

『ベースケアミルク(フェカリス)』の主原料として使用されているのは、オランダのオーガニック認定機関「SKAL」認証を受けている、質のよいヤギミルク。
ヨーロッパ全体でオーガニック食材への意識が高まりつつありますが、中でもオランダ唯一の認定機関であるSKALは、ヨーロッパ全体で共通するオーガニック認証基準に加えて「自然の景観の保護」「持続可能な電力を使用」などのより厳しい基準を設けています。
動物福祉にも配慮された施設で、自然に囲まれのびのびと育てられたヤギからとれたミルクは、品質はもちろん猫たちの嗜好性も高いです。

 

■猫の腸内環境の健康維持に役立つ「フェカリス菌」をプラス!

猫の健康に関するお悩みで多いもののひとつが、下痢や軟便、便秘などのお腹に関連するものです。
ウンチは猫の健康のバロメーターともいわれます。でも、ウンチの状態が安定しなかったり数日に一度しか出ない、という状態に悩まれる方も多いです。
そこで、取り入れたいのが乳酸菌。とくに猫の腸内で重要な役割を持っている、"エンテロコッカス属"の乳酸菌がオススメです。ベースケアに使用しているフェカリス菌は、"エンテロコッカス属"。猫には猫の乳酸菌が一番、というわけです。

ベースケアミルク(フェカリス)には、このエンテロコッカス・フェカリス菌を加熱殺菌処理したものが《1gあたり400億個》配合されています。少ない量からたくさんの乳酸菌を取り入れることができるのは、通常の乳酸菌の1/5程度のサイズの「フェカリス菌」だからこそ。
さらに、フェカリス菌は小腸のパイエル板(体全体の約60%の免疫細胞が集まっている場所)に空いている小さな穴に入り込み、免疫細胞を刺激し、免疫を健康的に維持するのに役立つといわれています。

 

■こんなことが気になったら。与えてみませんか?


・免疫機能の低下が心配な猫に
・子猫の成長サポート・病中病後・シニアの栄養補給に
・食が細く、少ない量でもしっかり栄養を補給させたい

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おわりに

本日は猫のオヤツや食事サポートとしても活用できるミルクについてご紹介しました。以前よりも子猫用に調整されたミルクやゴートミルクなども目にする機会が多くなり、猫に牛乳を飲ませようと考える人は減ってきているのかもしれません。
また、少し子猫向けのイメージがあるミルクですが大人になった猫でも大好物という子もいますので、オヤツや副食として与えてみるのもオススメです。tamaの『ベースケアミルク(フェカリス)』なら、猫の健康維持に役立つ成分も美味しく取り入れることができますので、ぜひ一度お試しください。